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薄切りでバターしみしみのトーストのおいしいこと!

東京駅から出張する今日。
トーストを食べて朝をはじめてみたかった。
カサカサ前歯を焦げた食パンがくすぐる感じが恋しくて、喫茶店のモーニングセットのようなものを売ってるお店はないかとちょっと考えてみた。
8時前の新幹線に乗らなきゃいけない。8時以前にオープンしているお店は少ない。
しかも東京駅の中には「いわゆる」喫茶店のようなお店がほとんど
なくて、昔、京葉線のホームに向かう途中にあったカフェは閉店。なくなっちゃってる。
特別なお店ばかり集めて普通のお店を無くしちゃうのが最近流行りの商業施設の作り方(TT)。
どうしようかなぁ…、と記憶をフルに回転させて丸の内側の地下に一軒、コーヒー専門店があったことを思い出す。

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たしか朝食セットがあったはず、と思ってやってきてみれば、やっていました。ありました。
お店の名前は「ファイブクロスティーズコーヒー」。厨房をはさむようにして改札の外と改札の中にそれぞれ客席があるという店の造りが合理的にてオモシロイ。

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トーストにスープかたまごサラダ、キャロットラペにヨーグルトのサイドを選んでセットにできる。
スープセットを注文したまごサラダを追加する。
アイスティーをお供に選んで710円。ほどよい値段。
引換券を兼ねたレシートを手に席に座ってしばらく待って、番号呼ばれて取りに行く。

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待ち時間は3分足らず。テキパキ料理が出来上がり、朝ごはんがめでたくはじまる。
いいトーストです。

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10枚切りという薄さがまずいい。パンは中までしっかり熱を入れて欲しい派。だから厚切り一枚よりも薄切り2枚がありがたい。
しかもバターがたっぷり塗られてパンの厚みの半分ほどまでしっとりしてる。表面ツヤツヤ、あでやかでなのに反対側はカサカサ乾いて焼けている。前歯を当てるとカサッとくすぐり噛むとジュワッとバターが滲んで口を潤すオゴチソウ。最近、甘くてふかふかの厚切りパンをみなさんお好きでらっしゃいましょう…、ってお店が目立つ。その真逆にあるのがこのトーストでボクは断然これが好き。

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スープはキドニービーンズに大麦、玉ねぎと具材がたっぷり入ったトマト味。オリーブオイルの香りもおいしく、バターたっぷりのトーストをちぎって浮かべてスプーンで一緒にすくって食べる。
スープを吸ったパンはとろける。とろけながらもこんがり焼けた風味はそのまま。バターがスープにコクをつけ朝のお腹がやさしくおいしくあったる。

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たまごサラダにレタスが一枚。バリバリしててみずみずしい。たまごの上にこれでもかって胡椒がのっかる様子がなんとも力強くて愛らしく、トーストの上にのっけてパクリ。

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ぽってりとしたたまごサラダの食感が口の中をもったりさせる。これもよし。たまごサラダにバターの風味が混じる感じもまた良くて、アールグレイの冷たいお茶をコクリと飲んで朝の気持ちをシャキッとさせる。お薬飲んでそろそろホームに向かいます。


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