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癖になる料理ってすごいネ!

今日は朝からあったかい。空も高くて秋のはじまりにカレンダーが戻ったみたいなここちよさ。

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散歩にいいなと思って西新宿までのんびり歩く。昼を登喜和で…、とそれを目的にすれば長い道のりもつらくはないさ。

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開店のちょっと前に到着し、お店の中外で違う気温のために曇ったショーケースを見て、かつ丼の文字だけくっきり見える偶然。
そろそろかつ丼だなぁ…、と思った。
もともとかつ丼がおいしいと教えてもらって来たのに、他の料理に浮気して、それらどれもがおいしいことにかつ丼に対する期待が否応なしに高まったところ。
それで座って一言「かつ丼!」。ご飯少なめでお願いしました。

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さてかつ丼。
教わってからほぼ1ヶ月目にしてご尊顔を拝見いたす。
かなり濃い色の仕上がりで、玉子がしっとり、ふっくらしてる。
食べると甘い。
甘い上に醤油の風味や出汁の旨味がどっしりしてる。

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かつ丼のパン粉衣も汁をたっぷり吸い込んでしっとりとろとろ。玉子や玉ねぎと渾然一体になって口へとやってくる。
このかつ丼をおかずに白飯を食べることができるんじゃないかと思ってしまうほど濃厚味で、けどその濃い味ゆえに癖になる。食べすすめるに従ってどんどんおいしくなっていくのです。

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玉子がこれでもかって具合に吸い込んだ濃厚味の煮汁がご飯に染み出して、丼の底に汁が溜まって行くほどにみずみずしくてしっとりしていて食べるに従い丼の中が散らかる。

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上具を全部食べてもご飯が小さな茶碗いっぱい分ほど残るのだけど、玉子と汁ととんかつの油が混じってリゾットみたいななめらかさ。丼をもちザブザブ書き込みお腹を満たす。
不思議なほどに魚介の香りのするスープ。大根のさっぱりとした漬物とサイドもすべてかつ丼をおいしくさせるよき相性。
上等すぎたり上品ぶったかつ丼は「かつ煮乗せご飯」であってかつ丼じゃない。丼を手にのせワシワシかきこみたくなるかつ丼が本当のかつ丼…、ってここのかつ丼食べつつ思った。オキニイリ。


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