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グラニュー糖をのっけて味わうウィンナコーヒー
食後にコーヒー。
ローヤル珈琲店にやってくる。
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創業1962年。
ボクが2歳のときからの店。
ロイヤルじゃなく「ローヤル」というのが時代というか特別で、しかも流行りの「珈琲店」。
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60年も前からそういう呼び方があったんだなぁ…、って感心しました。
ひさしぶり。
1962年といえば昭和37年です。
昭和生まれて昭和の育ち。お店のムードや商品構成も昭和のままでなつかしい。
こういうお店では不思議とウィンナコーヒーを飲みたくなっちゃう。
昭和喫茶の定番といえばブレンド、カフェオレ、ウィンナコーヒー。
今ならエスプレッソにカフェラテ、カプチーノってことになるんでしょうネ…、様変わり。
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カップの中にはホイップクリーム。それもたっぷり。ストンとカップをテーブルに置くと、浮かんだクリームがゆらゆら揺れる。
ホイップクリームの上にグラニュー糖をスプーンに2杯。
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かき混ぜないで、そっとカップに唇つけてススっとすいこむ。ホイップクリームと一緒にグラニュー糖の粒が唇に貼り付いて口の中へとやってくる。コーヒーの苦味に酸味、ゆっくりとける砂糖の甘味、乳のコク。
飲みすすめると自然とクリームがとけてコーヒーと1つにまじり、最後の最後は甘いコーヒー牛乳のようになって舌にのっかる。
気持ちがホッとやわらかになるおゴチソウ。
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そう言えば、何度か一緒にきたときにここのテーブルに座ったよな。
目の前の椅子に座ってふたりでサンドイッチを食べたんだったと思ってしみじみなつかしむ。
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