タカセのホットドッグではじめる月曜
池袋。朝の「タカセ」ではじめる月曜。
一階にパンやお菓子の売り場があって、2階、3階、9階に喫茶室やらレストランやらがある「タカセビル」。
多分、昔は全館タカセで使っていたんでしょう。日本全国、ちょっとした駅の前にはこういうビルがかつてはあった。
新宿の中村屋なんてそういうたのしい場所だったけど、普通にテナントビルになっちゃった。
「食」が娯楽の主役じゃなくなったんだろうなぁ。にもかかわらずテレビやネットで盛り上がるのは食に関することが多くて、なんだか不思議。わからない。
朝のメニューは4種類。
トースト、ピザトースト、ホットドッグにホットケーキとメインが変わる。ホットケーキを一度だけ食べたことがあるけど本当に普通のホットケーキで、それはそれでなつかしかった。
その一回以外はずっとホットドッグ。今朝も選んでアイスコーヒーをお供でもらう。
食事の準備がテキパキと…。
レタスとトマトとキュウリのサラダ。大玉サイズのゆで卵。
アイスコーヒーにたっぷりサイズのピッチャーにミルク、ガムシロ。
ケチャップ、マスタードあえのピクルスとワクワクするほどテーブルの上がにぎやかになる。
サラダをパリパリ食べながら玉子を剥きます。
気持ちいいほどスルンと剥けて、まるで卵の中から茹でた玉子が生まれたみたいに見えてニッコリ。
ホットドッグがやってくる。
ドッグロールにレタスにキュウリ。
茹でたソーセージが収まってやってくる。
真ん中で半分に切り分けられててその右側はレタスが手前、左側はキュウリが手前とあしらい方が違っているのが愛らしい。
いつもと同じにニッコリします。
茹でた玉子を半分に割り、塩をパラリとほどこし食べる。
白身がプルプル。黄身がねっとりとろける感じをたのしみながら、ホットドッグの食べる準備を粛々と。
マスタードピクルスをポツンポツンと置いた間に、ケチャップぷちゅっ。ちょうどひと噛み分の目安のようにあしらいパクリ。
ほんのり甘いロールブレッドがサクッと歯切れ、続いてレタスやキュウリが壊れる。ムチュンとソーセージが潰れて口に転がり込んで、噛んでくうちにとろけてく。ケチャップの甘酸っぱさに芥子ピクルスの酸味と辛みが混じって、味わいにぎやか。朝のお腹がたのしく満ちる。
アイスコーヒーに注いだミルクがぽってりとした上等ミルク。なかなか沈まずゆっくり模様を描いていくのが目のご馳走。しばらくのんびりいたしましょう。
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