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珈琲貴族は愛煙家を見放さなかったのだ!

珈琲貴族エジンバラ。24時間営業にしてどの時間帯にも店の状態が凛として崩れぬ奇跡のような喫茶店。

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しかもずっと喫煙者にやさしい営業をしていて仕事仲間のオキニイリ。
果たしてこの4月から喫煙席がどうなるか。ハラハラしながら来てみるとビルの入り口部分の看板に「喫煙目的店」と表示があった。喫煙席と禁煙席の混在営業をやっているというコトで、仕事仲間のよろこばんこと。
珈琲貴族は喫煙者を見捨てなかったってコトでしょうね。
お店に入ると最近ほとんど嗅ぐことがなかったタバコの匂いがしてくる。これを嫌いという人は多い。けれどボクも30代までタバコを吸っていたこともあり、タバコの匂いはなつかしくもある。
ただ愛煙家を大切にするためには犠牲も伴う。20歳以下の従業員もお客様もこの空間に入れてはいけない…、だからファミリーのお客様はお断りしなくちゃいけなくなっちゃったんですと。それでも完全禁煙を選ばなかった。それも商売。揺るぎない。

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ブレンドコーヒーを作ってもらう。
サイフォンだてのコーヒーで、一杯、一杯、コーヒーを落としたフラスコを手にお店の人がやってきて、目の前でコーヒーをカップに注ぐ。
いつもはコーヒーを注いでくれる間、ずっと笑顔でニコニコしながらときに会話をたのしんで…、って具合だったのだけど今はみんなマスク着用。
顔の表情はみえないけれど、いつものように笑顔でサービスしてくれているんだろうなぁって目の表情を見て思う。

ちなみにこの店。
お客様のことを本当によく観察して覚えてる。
ボクはコーヒーに砂糖を入れない。ミルクも使わずストレート。だからスプーンが必要なくて最初はいつも使わないからって戻してた。今ではボクにはスプーンなしでいつも提供。いつもここで打ち合わせする愛煙家氏は砂糖をたっぷり入れて頭の栄養にする。だからスプーンを持ってくる。
こういう小さなことが人を感動させる。おなじみさんになれてよかったと思うシアワセ。コーヒーもおいしいけれど心遣いがもっとおいしい。午後のコト。


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