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キューバンサンドイッチ

シティベーカリーで朝。

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先日はひさしぶりに卵料理にベーコン、サラダ、プリッツェルクロワッサンというここのシグニチャーメニューを食べた。
やっぱりここのプリッツェルクロワッサンははおいしいや…、って思って感心。今日もそれにしようかなぁ…。それともクロワッサンサンドイッチにしようかと思ってメニューを見た。
そしたらキューバンサンドイッチがあって即決。
クラムチャウダーとアイスティーをお供にもらって朝食とする。

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お金を払ってアイスティーと番号札をもってテーブルにつく。朝から7割ほどの入りでしょうか。しかもテイクアウトのお客様も結構いるのに感心します。

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考えてみればアメリカ料理ってテイクアウトやデリバリーが自然にできるように出来ている。サンドイッチやハンバーガー、ホットドッグとレストランで提供するお皿を紙や箱に変えればそのままテイクアウト商品になる。

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そもそも屋台やフードトラックの厨房とレストランの厨房は規模の大小がありはするけど、基本的に設備、構造、配置も同じ。オモシロイなぁ…、って思っちゃう。
「シェフ・三ツ星フードトラックはじめました」って映画で日本でもブレイクしたこの料理。キューバンブレッドにハム、ローストポーク、スイスチーズ、ピクルスそれからマスタード。挟んで焼いて出来上がりというホットサンドの一種でピクルスやマスタードの酸味が特徴的な仕上がり。
野菜なんかでかさ増しをしていないので、出来上がった状態のそれはペランと薄くてなんかちょっと損した感じがする外観。

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ただ焼けたベーコンの香りがおいしく、口の中がよだれまみれになるのがたのしい。
パンはガリッとバゲットみたいな歯ごたえです。
軽い酸味に小麦の香り。
ザクザクとした歯ごたえでバリッと歯切れる。
噛めば噛むほど味が滲んででてくる感じ。
焦げた脂の香りがおいしいベーコンに、豚バラ肉の脂がとろける。
チーズがとけて脂のとろけを際立たせ脂で口が疲れそうになるところをマスタードとピクルスの酸味がキリッとひきしめる。
肉を食べてるっていう感じがするからでしょうか。
あるいはパンが硬くて歯ごたえがあり、顎をしっかり使って噛んで食べるからでしょうか。見た目以上のボリューム感じる。満ちてくる。
クラムチャウダーは具材たっぷり。じゃがいも、ニンジン、玉ねぎ、アサリ。しかもアサリがたっぷりはいってまさにクラムのチャウダーだなぁ…、って、しみじみ思う。お腹もたのしくあったまる。

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それにしてもこの店の食器を片付けるコーナーがいつもキレイに整理されてる。かなり頻繁にお店の人がくるのだけれど、食器は必ず半分ほど残して帰る。残した食器はあるべき場所にあるべきように重ねられてて、食器を下げるお客様がそれにならってあるべきものをあるべき場所にあるべきように整理して置く。良い工夫だなぁ…、って来るたび思う。
そう言えばフードトラックで再出発を成功させた映画の主人公のシェフ。最後は立派なレストランのオーナーシェフに返り咲くのだけれど、今どき、あんなレストランはみんな苦労していてフードトラックの商売を続けていればよかったって悔しがっているだろうなぁ…、って思って笑う。オモシロイ。


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