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空の上の天厨菜館。贅沢やきそばでお腹とろかす…。

地下鉄の駅から近いというのが新宿にあるほとんどの百貨店の利点だけれど、高島屋だけが少々遠い。けれど窓が大きい造りの建物。特にレストラン街にいると空のムードが手にとるようにわかってたのしい。それでランチを「天厨菜館」。

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窓際の席をもらって座るとちょっと向こうに明治神宮、代々木公園。東京の街は案外緑が多くてホッとする。
ここではいつもフカヒレあんかけご飯ばかりを食べている。前からずっと食べたくって、でもなかなか決心がつかなかった「海鮮あんかけ焼きそば「」を今日は食べてやろうと初志貫徹。

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まずは蒸した点心2種類。エビ焼売と肉焼売。同じ生地で包まれて同じ形の焼売なのに、エビはぶりぶり、肉はふんわり。中に包んだ素材でまるで違った食感になるのがたのしい。エビ焼売にまとわせた白髪ねぎのキュッキュと潰れる感じもゴチソウ。

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それからスープ。
白舞茸を浮身に仕上げた蒸しスープ。
上等なシャンタンの旨味、風味がおいしくてお腹がしっかり温まるのがオキニイリ。
ただ熱々で、ふうふうしながら食べてるうちにメインが到着。
海鮮あんかけ焼きそばがくる。

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売りはタラバガニと鮑入りという贅沢さ。
ただ焼きそばとあれば一番気になるところが麺の状態。たっぷりのあんかけ具材の中に箸を突っ込んで、持ち上げてみるとこれが好みの大当たり。

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極細の麺。蒸し麺を油でパリパリになるまで揚げ焼きにしたオキニイリ。あぁ、こんなところにボクの大好きな焼きそばあったんだ…、ってしみじみ思ってタラバの足をひっくり返した。

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うーん、さすがに2000円を超えぬ値段です。身は少々痩せていただけど剥がして食べるとふっくらおいしい。鮑はやわらか、ムチュンと歯切れて鮑ならではの旨味を吐き出しとろけて消える。

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他にも具材たっぷりです。エビに飾り切りしたイカ。白菜、小松菜、キャベツににんじん。しめじもたっぷり入ってて中でもキャベツが甘くてキュキュッと歯ごたえおいしい。

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最初は焦げたところがパリパリしていた麺も、食べすすめるに従ってあんをまとってトロンとなめらかになる。焼きそばやパスタを食べると必ず最後に麺がなくなり具材だけになる。今日もそんな終わり方。

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ほどよき温度になったスープを飲んで杏仁豆腐で〆となる。硬めの豆腐にエバミルク、白蜜そしてすりおろした胡麻。案外好きなオキニイリ。


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