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出張前の鈴新とドトール

出張前に近所でお昼。とんかつの「鈴新」にする。

カウンターだけ、13席の小さなお店。
カウンターの中が厨房で親子3人、家族でやっているお店。息子さんが料理を作りお母さんがご飯をよそおい汁をつけ、お父さんがカウンターの外で配膳。
お店に入ったばかりの頃の息子さんは無口にひたすら料理を作るばかりだったけど、今では大きな声でいらっしゃいませ、お待たせしました声掛けできる余裕ができた。気持ちいい。

カツ丼が3種類。いわゆる普通の「煮かつ丼」。出汁でとじた玉子をカツにかけて仕上げる「かけかつ丼」。ソースかつ丼とあってかけかつ丼が一番人気。
「かけかつ丼を③でください」とお願いをする。

ご飯の量が5種類。
①ほーんの少々。
②かなり少なめ。
③半分。
④ちょっと少なめ。
⑤普通の量って用意されているんですね。
番号付きで注文するのがここの流儀でみんなそうする。
オモシロイ。

ご飯半分でお願いしてもカツが丼の蓋をちょっと持ち上げやってくる。
蓋をとるとおいしい香りがフワッと花を咲かせるように湧き上がり鼻をくすぐる。

カリッと揚がったとんかつの上に毛布をかけたように出汁でとじた玉子がのせられ、その玉子のなめらかでおいしそうなこと。
カツの衣は細かく薄く、肉はがっしりとした歯ごたえのよいたくましさ。脂の量は控えめながら甘みが強い。

かけただけで煮込んだわけではないので衣はザクザク。
カツの両端部分はほぼ揚げたまま。丼の蓋にそのふた切れをうつしてソースをかける。
かつ丼ととんかつの療法を一度に味わうことができるのに得した感じ。

ご飯少なめにしたから卵とじの出汁が丼の底に溜まってザブザブしてくる。いわゆるつゆだく状態で、それがまた好き。
とんかつをおかずに玉子丼を食べてるような感じといえばいいなぁ…、独特で好き。

お供のとん汁がまた旨い。

脂がキラキラ表面に浮きそれが蓋の役目を果たしてずっと熱々。大根、にんじん、ごぼうに脂ののった豚肉と具材たっぷり。大根、きゅうり、キャベツの自家製漬物もおいしくてお腹がたのしく満ちる。ニコニコしながら席を立つ。


お昼の〆にドトールコーヒー。タナカくんと鈴新でご飯を食べたらドトールコーヒーというのがお約束でもありました。
アイスコーヒーにソフトクリームをトッピング。

コーヒーフロートで甘やかす。
ソフトクリームがグラスの縁によりかかるようになっていて、階段降りて地下に着く間にとけてタラリとグラスを彩る。

舌でペロンと舐めてグラスをキレイにし、本格的にのんびりたのしむ。

氷とアイスコーヒーに触れたところがいつものようにシャリシャリしてきて、飲んでるうちにコーヒーフロートがアイスラテになってくような感じもおいしい。
のんびりしたらテキパキ移動いたしましょ。


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