見出し画像

ホットでスパイシーなベルクのドッグ

ベルクのホットドッグがボクを呼ぶ。
しかも今日の気持ちはチリドッグ。レジ前の小さな行列に並んでメニューボードをみたら「ホットチリドッグ」って書いてある。

ずっとただのチリドッグだと思っていたけど、正式名称には「ホット」がついてる。
そう思いながら作っている人の手元を見てたら、ドッグロールのスリットにスライスオニオンをしきつめてソーセージをのせチリソース。
上にパラリと刻んだ青いなにかを散らして出来上がり。

そうそう、あれは刻んだハラペニョ。それが「ホット」の正体でした。
アイスコーヒーをお供にもらって席につく。
お店にきたら今日もにぎやか。来るたびにインバウンドさんが増えてるようで、お店の空気はインターナショナル。新宿という町の縮図のようでワクワクします。
プレーンドッグやチーズドッグにはスライスオニオンは使われない。チリドッグだけに使われるんだけど、これがなかなかにいい仕事をしてくれる。

ふっかりしているのに噛みごたえのしっかりしたドッグロール。
ソーセージはプチュンと弾けてむっちりなめらか。
チリソースもやはりなめらか。
それらが混じり合うとひたすらぽってりしてくるところ、スライスオニオンのシャキシャキ感とみずみずしさがいいアクセントになっている。

ソーセージの持ち味を味わうためのプレーンドッグ。
なめらかなチーズを味わうチーズドッグ。
そのどちらにもスライスオニオンは邪魔になるからチリドッグにだけという配慮でしょうネ。
感心します。

チリソースだけを食べるとトマトの風味と豆が壊れて甘みを感じ、焦げた香りと軽い渋みが口に広がる。おそらくトマトと一緒に炒めた赤唐辛子の渋みでしょうネ…、ほのかに辛い。

刻んだハラペニョを食べるとこれがビリビリ辛くて噛んだときに触れた唇までもがヒリヒリしちゃう。ただ青い辛さはツンっと突き抜けあとを引かない。すがすがしさと爽快感が心地よい。

そしてやっぱりソーセージのおいしいことにウットリします。それを受け止め邪魔しないドッグロールもいい感じ。あっという間にお腹におさまりビッグドッグにしとけばよかったって思ったもする。

隣の座ってらっしゃったおばぁちゃまがビールをチェイサーに赤ワインを飲んでらっしゃる。お供にコールドカットの盛り合わせとチーズ、それからクラッカー。ゆっくりのんびり味わいながらニコニコしている様子にニッコリ。ボクものんびりいたしましょう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?