だし巻き卵を食べそこねる朝
今朝は「いまゐ」で朝ごはんにしようと思って家を出た。
スパゲティの五右衛門を運営している会社がやってるそば屋。ドトールコーヒーのいとこみたいな関係です。
券売機で食券を買いテーブルで待ってると番号呼ばれて取りに行く。ファストフードと呼ぶには少々時間がかかり、その分、おいしいそばを食べることができるシステム。
朝食メニューも充実してて、そばにしらすご飯にとろろの定食。いつもだし巻き卵をつけて注文するのだけれど、今日は完売。
だし巻き卵は朝しか提供しない商品で店内仕込み。
だから一日分をまとめて作って売り切れ御免というわけでしょう。
だし巻き卵をそばに浮かべて、出汁を吸わせて「出汁滲みだし巻き卵」に仕立てて食べるのが好きなのになぁ…、と思うもせんない。
別のところで朝ごはんを食べようかって思いもしたけど、口の中にはすっかりそばがもう居座ってる。
初心貫徹。しばらく待って料理は完成。そばもしらすご飯もほどよい分量。朝のお腹にやさしい感じ。
釜揚げしらすの上に切り海苔。刻んだゴマをたっぷりふりかけごま油を軽くかけてる。
釜揚げしらすと香りの強い油の相性はとてもよくって、ボクはオリーブオイルをよくかける。油のおかげで小魚独特の香りがやわらぎ、塩の風味が膨らんで醤油なんかを必要とせず味がととのう。
とろろをどう食べようかと来るたび思う。しらすご飯にかけて食べるのもいいし、もちろんそばに直接かけてもよし。けれどそばにのせると汁の中で散り散りになりとろろの存在感が弱くなる。
そこでつけます。そばの一本一本にからめて口にたぐりよせると、ズルンと唇心地よくとろろの風味もそばの香りも損なうことなく味わえる。そばをズルズル、汁もズルズル、朝のお腹があったまる。
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