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町にはなにが必要なんだろう?

渋谷にできた新しい商業施設に行ってきた。
「道玄坂通」っていう名前の施設。
ドン・キホーテの運営会社「パン・パシフィックホールディングス」が主体となって作った再開発ビルの下層階。

上層階にはホテル。中層階はオフィスという最近流行りのフロア構成。
周りは坂道。路地だらけ。
施設配置図を見てみると、よくこんなところに超高層ビルを建てたよなぁ…、って驚きと感心を同時に覚えるカオスな立地。

ドン・キホーテの新業態「ドミセ」ってお店がキーテナントで残りはほとんど飲食店。

スタバはいない。
代わりにスペシャリティコーヒーの専門店、猿田彦珈琲が入ってる。
最近のオシャレ再開発ビルには必ず顔をのぞかすシティベーカリーも入ってるし、ローマの休日でオードリーヘップバーンが舐めてたジェラートのジオリッティが入ってたりと、テナントリーシングはがんばってる。

渋谷初のお店が多くて、でも新宿や銀座、六本木にあるブランドを連れてくる。
だから既視感だらけ。
新しいって一体どういうことなんだろう…、って思ってしまう。
テレビでこの施設のことを扱う番組が結構あった。
渋谷の町は人であふれるにぎわいで、にも関わらず施設の中は人がまばらで盛り上がってない。


ビルはできてもコンテンツがない

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