「警視庁物語」を見て日本映画の退化を思い知る
「警視庁物語」という映画シリーズにすっかりハマってしまっておりまして…。
見続けるきっかけになったのは「十二人の刑事」という作品。
1961年制作でまだ22歳の頃の千葉真一が新人刑事を演じていたりする。
1961年といえばボクが生まれた翌年です。
まだ戦後がところどころに残った時代。
舞台の東京にあっても舗装されていない道路がまだまだ多かった頃。
モノクロです。
煙草のけむりと汗と喧騒。
パソコンも携帯もない時代ですから、事件解決は記憶と知恵と足でするもの。
派手な演出はなく淡々とドキュメンタリー映画のように話がすすむ。
俳優の演技は自然で人間味がある。
ながら観で…、って思ってみはじめたのにグイグイ引きずり込まれて結局真剣にみちゃったほど。
この時代の日本の映画はしみじみいい。今の日本の映画なんて出がらしみたいに思えるほどにいいんだよなぁ…、って見ながら思った。
書いてみる。
シナリオの良さ、監督の力量
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