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とんかつGSのかつ「と」カレー
昼は「とんかつGS」にする。
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昔、虎ノ門にあったときには「カツとカレー」の専門店。カウンターだけのカレースタンドみたいな店だった。
今のお店はテーブル席もあってとんかつ定食なんかも売ってる。
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けれどやっぱり「カツとカレー」がボクは好き。
カツカレーではないんです。カツとカレーの間に「と」がある。これが味噌。
カツカレーのカツはカレーのトッピング。スプーンで切れる程度の薄さじゃないと粋じゃないって思うんだけど、ここはカツ「と」カレーの盛り合わせという趣向でだからどちらも主役。
ちょっと時間がかかります。注文がはいってからパン粉をつけて手揚げして、肉汁が落ち着くまで休ませ切って仕上げるとんかつ。カレー屋さんのスピードじゃなく、とんかつ屋さんの提供時間。
15分ほどで完成です。
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楕円形の深皿の真ん中にご飯、左にカレー。
右手にとんかつ。カツの下には千切りキャベツ。
「カツとカレー」の「と」の正体は「ご飯」だったというのがたのしい。
カツの仕上がりの見事なコトにまずウットリ。
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パン粉が立ち上がるようにサクッと揚げられ、色は明るいきつね色。
断面を見るとプクッと盛り上がり、表面ツヤツヤ。肉汁がしっかり中に蓄えられてて噛むとジュワリと口が潤う。
何もつけなくても塩と胡椒でしっかり味は整っていて、ほんの少々太陽ソース。スパイシーな香りと酸味が肉の味わい、パン粉の風味を引き立てる。
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カレーは独特、スリランカ風。すりつぶしたスパイスや具材がスープに溶け込んでいてちょっとザラッとした舌触り。
スープのうま味が辛さをしっかり支え、食べてるうちにあとからあとから辛味が舌から湧いてくる…、ってそんな感覚。
お腹がたのしく汗をかく。
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ご飯の上にはじゃがいものサブジにピクルスにしたきゅうりとたまねぎ。ご飯のダムを決壊させぬようにひと口食べてはカツをひと口。
どちらもおいしい。けれどダブル主演の片割れを邪魔せぬ味わい、風味に食感。よく考えられた組み合わせ。
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お供に「チョップスイ」ってスープがついてくる。
出汁が効いた洋風おすましみたいな味わいで、キャベツ、大根、にんじん、たまねぎと野菜がたっぷり。食べるサラダのような感覚。お腹も気持ちも満ちました。
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