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四谷駅前主婦会館。おじさん多しなランチどき

四ツ谷駅の前に「主婦会館エフプラザ」っていうビルがある。

1956年から続く消費者保護運動の一環で生まれた組織の活動拠点として1998年に出来たビルなんだ…、って調べてわかった。

2階にレストランがあって、ビルの前にランチタイムの料理サンプルが並べられる。ビルの前を通るたび、おいしそうだなぁ…、って思いながらも「主婦会館」という文字が結界のようにたちはだかって、なかなか足が向かなかった。
でもなんだか気になって…。
ビルの前に立ってたら3人連れのおじさんがビルに入っていくのをみつけ、一緒に入って2階にあがる。
100席近くはありますか。
ご婦人方より近隣のオフィスのおじさまが目立つ店内。主婦会館はすべての人にやさしい場所でホッとする。

案内されたのが窓際の席。ひとり用のテーブルが間隔をあけて並んだ場所の端。目の前には四ツ谷駅越しにお堀が見えて、桜の季節にはキレイだろうなぁ…、気持ちが明るくなるステキなテーブル。

ちょっと値の張る松花堂弁当以外は1100円という手軽な値段。
肉か魚がメインの定食。
南極料理人が作るというカレーの中からひとつ選べる。
今日の魚は「真鯛のポワレ」。
それを選ぶとサラダとスープ、ご飯やパンが食べ放題というのがありがたい。

レタスの葉っぱに細切り大根、ニンジンサラダ。
茹でたもやしや千切りキャベツとサラダの種類は最小限。
とはいえしっかり冷やされていて、ドレッシングが3種類。
ニンジンドレッシングと和風ドレッシングをあわせてかける。すりおろしたニンジンがザラザラとしたニンジン料理のようなドレッシングがなかなかおいしくむしゃむしゃ食べる。

スープは2種類。スパイシーなトマトスープとにんじんポタージュ。今日はニンジンの費にしてやろうとポタージュ選ぶ。ニンジンの香り強烈、飲めば健康になりそうな野菜感にニッコリとなる。

真鯛のポワレがやってくる。

皮目をバリッと焼いた真鯛は分厚い切り身。オランデーズソースをたっぷりかけてオーブンでこんがり焦げ目をつけて仕上げたグラタン仕様。
酸味がしっかりとしたソースが濃厚。ソースだけでもご飯がおいしく食べられる。

真鯛の下には野菜のソテ。紫キャベツやニンジン、キャベツ。あたためる程度の火入れでザクザク感が残ってる。歯ごたえ痛快、顎をつかってお腹だけじゃなく頭も満ちるおゴチソウ。
おじさんたちは何度も何度もサラダをおかわり。日頃の野菜不足を一気に解消してやろう…、って意気込み感じて微笑まし。
ボクはおかわりしないで満腹。重宝しそうなよきお店。


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