汁はどう読む?
「汁」と言う漢字。
読みが変わると意味やイメージが随分変わる。
辞書で調べてみるとこんな感じです。
しる
【汁】
①物の中にある液。物からにじみ出、または絞り出した液。
②吸い物。つゆ。みそしる。
③うまい―を吸う
他人の労力・犠牲で利益を得る。
じゅう
〖汁〗ジュウ(ジフ)・しる
液体。しる。吸いもの。
「果汁・肉汁・乳汁・墨汁・胆汁・苦汁・一汁一菜」
つゆ
【汁】
①吸い物。すましじる。
②だしに醬油(しょうゆ)を加えて味をつけたもの。
「そばの―」
【】は訓読み〖〗は音読み
3番目の「つゆ」と読ませることは知っていても「そばの汁」と書くと「しる」がイメージされてルビをふるか「ツユ」と書いてしまいがち。
「汁」は単独で使うと「しる」。
「じゅう」と単独で読むことはなく他の単語と組み合わせることで「しる」と「じゅう」が使い分けられる。
「つゆ」はいつもひとりぼっちで、だから使いづらかったりする。
そういえば「豚汁」。
「とんじる」と読むのか「ぶたじる」と読むのか地域によって異なるって考察がよくなされるけど、そもそも「とんじゅう」と読まないのはなぜなんだろう…。
とんじゅうのイメージ、ぶたじゅうのイメージ
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