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思い出のオニオングラタン。スライダーとドクターペッパー

思い出のオニオングラタンスープを食べようと思って渋谷の「ザ・バーガースタンド」にやってくる。

ハンバーガーがメインの店ではあるけれどサイドの料理もおいしい店で、そのひとつが「フレンチオニオングラタンスープ」。
渋谷ストリームという2018年にできた高層ビルの一階にある。
Googleの本社が入っていたりデザインホテルがテナントで入ってて、その年のハロウィンをそこに泊まって楽しんだ。
お店の脇の大階段でみんなで仮装の写真を撮ったものです。

タナカくん扮する草間彌生 by 上条毬男

タナカくんは草間彌生の仮装をしたのだけれどそれがあまりに似合ってて「本家を超えたね」ってみんなで言った。翌年の19年には仮装するのを卒業したから、それが最後の仮装ハロウィンだったのでした。
昼からホテルに入って準備をする前に腹ごしらえを軽くしようとここでたのんだのがフレンチフライとフレンチオニオン。どちらもたまらないほどおいしくてビックリした店。

そのときのフレンチオニオンスープとフレンチフライ。
スライダーにドクターペッパーをたのんで昼のひと揃え。

アメリカ的に作り込まれたいいお店。
こういうかっこいいお店は往々にして従業員が横柄だったりする。
ここのスタッフはみんな笑顔で気持ちよくしかも親切。
そこも好き。

オニオングラタンスープがまずやってくる。
ストゥブに入って焼かれてグツグツ沸騰しながらくるのね…、それがおいしい。

分厚いチーズの層の下にはスープをたっぷり吸ったバゲット。
飴色玉ねぎがたっぷり混じったスープはカラメルっぽい苦味と香りがおいしくて、フーフーしながら食べてお腹をあっためる。
そしてスライダーとフレンチフライがやってくる。

あのときはオニオングラタンとフレンチフライしか食べなかったからハンバーガーを食べるのははじめて。ゴマ付きバンズに分厚いパティ。姿おいしげでワクワクします。
手のひらサイズ。野菜なんかなくバンズとパティだけ。玉ねぎを炒めたソースがパティに塗られているだけで、肉の持ち味を思う存分味わうスタイル。
バンズはさっくり軽い仕上がり。

パティの表面が揚がったように焼き上がりザクザク前歯で壊れてく。パティの中心はレアな部分が残ってて肉汁たっぷり蓄えている。

これはおいしい。肉の脂の甘みや旨味をソテオニオンの甘み、渋みが引き立てる。食べてるうちにバンズの存在を忘れてしまうほどにパティが力強くて味わい深い。
なによりフレンチフライがおいしいのネ。

じゃがいもに細かな穴がたっぷり空いて仕上がっていてザクザク壊れる。潮の加減もほどよくて、噛み続けるとじゃがいも独特の甘みが口に広がっていく。
ドクターペッパーで食後の口をブクブクさせて満足しました、オキニイリ。


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