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LOVEとカフェラテ

西新宿をぶらりと歩く。

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遠くに「LOVE」が目に入る。
この前きた時、ペンキが剥げたり落書きされたりとちょっと哀しいLOVEだった。今日はキレイに磨かれて凛々しくそこに立っていた。
なんだか気持ちが晴れ晴れしてきて、ご機嫌ついでにポールバセットでお茶を飲もうとやってくる。

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「いらっしゃいませ、こんにちは」と明るい声で出迎えられて、オキニイリの席まで空いてる。いつも煮まして気持ちいい。

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カフェラテたのむと、豆をジャジャっとひいてポッドにポポンと入れる。作業台にポッドを置いて全体重をかけてぐいぐい押し込んでいく。たっぷり豆を使って作る…、だからおいしい。それでグイグイ。
重たくなったポッドをカチッとエスプレッソマシンに装着。
プシュープシューと上記を通してエスプレッソがポタポタ、ガラスの器に搾り出される。
再びプシューっとスティームミルクを作ってグラスに注いで出来上がり。

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出来上がった直後であってもグラスを直接触れられる。程よい熱さ。ぬるさと言った方がいいですか…。
日本の人は熱いものは熱く冷たいものは冷たくという極端な温度の料理を好むけど、味や香りを心置きなく味わうためには「ぬるい」というのはすぐれたポイント。特にエスプレッソの味わい、香りはデリケート。熱いミルクで壊さぬようにやさしく作ったこの一杯。とろりと喉を撫で回す。

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カプチーノの泡がビロードだとすれば、ラテの喉越しはシルクのようで、サラッと撫でてまとわりつくようでいてスルッとお腹に収まっていく。自然な甘さとほどよい苦味。
ビリージョエルのピアノマンが流れてきます。みんなのためにピアノを弾くのがピアノマンなら、みんなのために漫画を描くからボクはマンガマンだね…、なんて言ってた。好きな歌。
のんびり過ごして咳をたったら、ありがとうございます!って明るい声がいろんなとこから次々ボクを追いかける。ほのぼのシアワセ、ありがたい。


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