見出し画像

粥粥リゾット、そしてかゆ

新宿駅の西口地下街。「粥餐庁」で中国粥の朝ごはん。

朝10時まで手軽な値段の朝粥定食をやってて10時で一旦閉店。11時からランチ営業というのが独特。

10時55分に来た人が朝食メニューをたのみ、その5分後に来た人が同じようなランチセットを倍近い値段で横で食べている。
そういうバツの悪さを無くしたい…、ってことなんだろうか。
それほどここの朝食メニューは魅力的。

選んだお粥に肉まんに杏仁豆腐、セルフサービス、おかわり自由の飲み物までついてワンコイン前後。
搾菜と干しエビのお粥が好きで今日もそれ。
肉まんはあらかじめふかしているのでしょう。お粥も炊けててトッピングするだけだから、あっという間にできるスピードメニューというのが朝にはうれしい。

ぽってりとしたお粥にせいろに入った小さな肉まん。

お粥の上には干しエビ、刻んだ搾菜、赤いクコの実。緑の葉っぱはパクチーじゃなくて三つ葉というのが日本ならではの配慮でしょう。
トッピングメニューにパクチーが用意されてる。
「抜けますよ」と「追加できます」は結果は同じでも経営的には大きな違い。抜くのは無料、追加は追加料金発生ですから賢い営業をするならどちらを選ぶべきかは一目瞭然。
悪くない。

ひき肉混じりのお粥は味わい濃厚で、黒酢をかけると風味、酸味で味が整う。
一方、肉まんはふっくらとした真っ白な生地が優雅でおいしげ。

小さいながらも生地の中にはひき肉たっぷり。

甘くしすぎない生地。ひき肉餡に混ぜ込まれたオイスターソースの風味や旨み、口溶け感とどれも上等。
朝のお腹をあっためて杏仁豆腐で蓋をした。

それにしても今日の朝食でお粥は主食だったのだろうか?
ならば肉まんはおかずだったのかと思うとそれもなんだか違って感じるし、ラーメンライスとか大阪でお好み焼きについてくる白ご飯とかと同じ関係性なのか?って思うとそれも腑に落ちない。
そもそも日本のお粥と中国のお粥の立ち位置自体がどこか違っているんじゃないかと思ってちょっと考える。


中国のお粥はおそらくお米のスープなんでしょう

ここから先は

2,289字 / 2画像

ベーシックプラン

¥500 / 月
このメンバーシップの詳細

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?