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できたて屋で焼き立ての銀鮭バター焼き

昼のご飯に「できたて屋」。

四谷駅前の超高層ビルの足元施設の中に一軒。「はなまる」という回転寿司を経営している北海道の会社のお店。

刺身と焼き魚のおいしいお店。焼き魚は一夜干しを焼くというのがちょっと独特。干した魚が水気を吐き出し旨みを凝縮させるからひと味違うということでしょう…、たしかにおいしい。
定食メニューはなくて単品メニューからメインを選び、ご飯セットをつけて定食として食べるスタイル。夜はそのまま居酒屋的に使えるところが合理的。
しかも以前なかったハーフサイズの料理が10種類ほど用意されてて、いろんな組み合わせを試すことができるようになっていた。おひとり様にもうれしい配慮。

厚切り銀鮭の発酵バター焼きメインに漁師風のホタテのフライ、ハーフポーションっていうのがあってそれ。白ご飯とアサリ汁のセットをつける。白ご飯は一杯おかわり可能というのが腹ペコさんにはありがたい。
時間をかけてじっくり焼きます。15分ほどで「お待たせしました」と料理到着。
皮がこんがり焼き切れた分厚い鮭にまずうっとり。

しかも上には発酵バター。鮭の切り身に満遍なくまとわせてなお形をしっかり残す大きさ。ご飯にのせて出汁醤油をかけて和風ピラフのようにする。

小鉢は切り干し大根のたらこ煮でした。
大根のシャキシャキに魚卵のプチプチが混じってこれがおいしいの!

鮭は惚れ惚れするほど分厚く脂ものっていたのでしょう。
焼けた表面がツヤツヤしてる。
箸をあてるとボロンと転がるように身がこわれひと口大になっていく。

骨がほとんどないのがうれしい。
鮭に下味をつけことなく、鮭そのものの持ち味や炭の香りがたのしめる。
出汁醤油をたっぷりかけるとうま味際立ちしっとりとした身が一層しっとり。
発酵バターの香りふくよかでご飯をねだるオゴチソウ。

ホタテの柱の周りを囲む卵巣部分も一緒に揚げているのが漁師風というフライもおいしい。
柱はプルンとハリがあり、卵巣部分はフカフカしてて味わい濃厚。
ゆで卵を大きく砕いて作ったタルタルソースがおいしくってネ…、ホタテのフライにたっぷり乗せて食べても残る。千切りキャベツとあえて食べるとサラダのようになってこれまたご飯をねだる。

ご飯を茶碗に3分の1ほどおかわり。鮭のほぐし身やお皿にたまった鮭のかけらを乗せて土瓶に用意されていた出汁をかけてお茶漬けにする。

出汁をかけた途端に出汁にサーモンピンクの脂が浮かぶ。
ご飯の粒のひとつひとつに脂がうつってサラサラ具合に拍車がかかる。おいしいたらありゃしない。

アサリの味噌汁のアサリも上等。お腹も気持ちも満ちました。


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