大人回転寿し、日向丸
そばを食べると不思議と寿司を食べたくなっちゃう。
寿司を食べるとそばを食べたくなっちゃうから、ボクの中では寿司とそばはワンセット。
浅草ですし屋といえば「日向丸」。
「ひなとまる」と読む店で東京駅の中にもお店を出したりしていて勢いがある。
本店の一階は回転寿司で、そこで軽くつまむことにする。
20席足らずの小さな店で、なのにベルトの中には職人さんが3人もいる。しかもベルトには寿司が流れていて、かなり贅沢。
お客さまも大人ばかりで座ると「お飲み物はどうなさいますか?」と聞かれるんです。ほとんどの人はビールや日本酒をたのんでまず飲む。
ボクはお茶で済ませましたけど、それでなにか気まずい感じになるかというとそんなことはないいいお店。
三貫皿や五貫皿が充実してて、まずは鮪三貫。
大トロ、中トロ、赤身が並んでやってくるけど、それらそれぞれの見事な状態。
トロの脂はとろけてとけて、スッキリとした酸味の赤身もなかなか上等。
貝三貫はホッキに赤貝、ホタテの柱。どれも鮮度は抜群でホッキのサクッと歯切れる食感、ホタテはむっちり、甘みがおいしい。
なにより赤貝の分厚いコトにウットリします。縁はクルンとめくれあがって噛むとザクッと歯切れて軽い粘りを吐き出しシャリと混じってとろけてく。
ちなみにシャリは酸味強め。ご飯の炊き加減が硬くてボロっと崩れる感じ。ネトと一緒になるとほどよき具合になっていくのがオモシロイ。
やっぱりイカと海老も食べておかなくちゃとイカをたのむと甘ダレをかけていました。これもおいしい。
海老は大海老、茹でたてで歯ごたえブリン、甘くて旨い。
かっぱをたのめば千切りにしたキュウリにわさびをたっぷり仕込んでまいたもの。大人の味です、オキニイリ。
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