オールシーズンズコーヒーのチーズケーキも好きだった
新宿三丁目から家に帰る途中、オールシーズンズコーヒーを覗いてみた。
いつもお店の外まで行列ができてるお店。
なのに今日はそれがなかった。店に入ったらまだ空席が結構あって、お茶にする。
四谷三丁目にもお店があった。
急な階段を上がった2階で、難儀だろうと一階にあるここに連れてきたことがある。
商品は同じ。こちらの店には焙煎機があってより本格的なコーヒー専門店なんだけど「ボクは四谷のお店の方が好きだなぁ…」って結局、そのとき一度きり。
ずっと階段をえっちらおっちら上って2階でのんびりしてた。
たしかに四谷三丁目のお店の方があたたかくて落ち着く感じが強かった。お店の人もほのぼのしていて「町の喫茶店」って感じがしたのが好きだったんでしょう。
タナカくんが逝って半年たたずに閉店しちゃった。タナカくんが天国に連れてっちゃったってなくなったときに思った。しょうがない。
バエるプリンで有名な店。
たしかにタナカくんも好きだった。
でもそれ以上に好きだったのがチーズケーキ。
今日はそれ。
カフェラテもらってのんびりします。
ここでカフェラテを飲むのはひさしぶり。
エスプレッソトニックかマキアートばかり飲んでた。
でもタナカくんはカフェラテ好きで、冬にはいつも熱いカフェラテを時間をかけて飲んでいた。
ミルクが甘くてエスプレッソは軽い仕上がり。だからやさしい味わいで、それが多分好きだったんでしょう。
チーズケーキにも合うんだよネ…、って言っていた。
チーズケーキはオレオクッキーをフィリングに乗せて焼き上げたのが特徴的で、底はチョコのクッキー生地。ちょっと乾いた感じのあるニューヨークスタイルのベイクドチーズケーキ。
ずっしり重たい。フォークを入れるとズズッと少々抵抗し、ザクッと切れる。
舌にのせるとクッキー生地の苦味と乾きを感じる。舌の水分を生地が吸い込み乾かすんです。それもつかの間、唾液と混じってある瞬間にサッととろけてなめらかになる。
チーズケーキ独特の酸味とコクが口に広がり噛むとオレオクッキーがザクッと壊れる。壊れたクッキーがパラッとちらかり、それもチーズケーキと一緒になってとろけて消えていくんです。
力強いのに儚くてザクザクなのにとてもなめらか。両極端が一度に口にやってきて、それがひとつに混じってとろける。
おいしいなぁ…、しかもたしかにカフェまでもをおいしくさせる。堪能しました、オキニイリ。
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