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サードバーガーの洋風あんまん

かつてフジテレビ通りとも呼ばれていた曙橋の商店街。
当時の名残を残す個性的な飲食店が集まっている。
日本市場から一度撤退したウェンディーズ。
ファーストキッチンに相乗りする形で店舗を増やしているけど、ここにはウェンディーズからスタートした数少ないお店のひとつ。
ハイクオリティのハンバーガーを売り物にしたウェンディーズコンセプトだけでは売上をとることが難しいとの判断なのでしょう。そんなエリアにサードバーガーまでもができた。

最近、積極的に出店をしているチェーンで先日、東京駅の八重洲地下街の上島珈琲店の跡地に出店。
ハンバーガーショップとしてでなく、「ハンバーガーを売るカフェ」としての生き残りをはじめたのかなぁ…、と思える象徴的な出来事でした。
お勉強。

白木をベースにした明るい作りのお店はまさにカフェ仕様。
近所にあれば便利だろうなぁ…。
お客さまは女性客が多くてみんなのんびりしてる。
そののんびりに拍車をかけるのが提供時間の長さでしょうか。
なんでこんなに時間がかかるの…、ってくらいのんびり。ボクの注文には15分ほどかかってた。
仕組みができていないということと、モバイルオーダーの対応にてんやわんやで、客席部分は静かなのに厨房の中が大忙し。こういう店が最近多くてちょっと面倒、なやましい。

注文したのはあんカスタードのサンドイッチ。

あんことカスタードクリーム、かたく立てたホイップクリームを焼いて冷ましたバンズで挟んだカフェメニュー。

それらそれぞれが独立したようにのせられていて、混ざり合わせて食べたくて蓋したバンズをぐるぐる回して混ぜ合わせす。せっかくの盛り付けを台無しにする背徳感にうっとりします。

そしてこれが案外おいしい。

焼けたところがさっくりとしたバンズの歯触り、そして香ばしさ。粒あんホツホツ、カスタードクリームはポッテリ重たく、ホイップクリームがふっくらとろける。バンズの塩味とくしゃっと潰れて口の中でポワンと膨らむ感じもたのしい。和菓子でもあり洋菓子でもあり、おやつでもあり軽食でもある、ステキににっこり。

すっきりとした酸味がおいしいコーヒーをお供においしく味わった。


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