未完成でスタートし、完成過程をお客さまにたのしませる店…、オモシロイ
食後にコーヒー。ちょっと歩いて「シビルコーヒーロースタリー」。
去年の9月に開業した店。
当時は通りとお店を仕切る壁はなく、お店の真ん中にロースター。
奥にはコーヒー豆の入ったズタ袋。
椅子がポツンポツンと置かれただけの焙煎工場の試飲コーナーみたいな雰囲気の店だった。
それが時間をかけてちょっとづつコーヒーカフェのようになってく。
ガラスの壁がお店と外をキチッと仕切り、そこに入り口。ロースターが通りに面したところに移されお店の真ん中にはソファが置かれる。
エアコンがつき、まもなく二階も客席になるんですよ…、と先月来たときには言っていた。
完成形で開業するのが当たり前ってほとんどの人が思うけど未完成ではじまって徐々に完成していくお店もステキなものです。
コーヒーを入れてもらいながら「あの頃はこうだったよね」「その後、あんなふうになったよね」って、思い出話をお店の人として盛り上がる。お店作りに自分も参加したような気持ちが特別。愛着がわく。
二階もめでたく出来上がり、階段あがって二階で飲んだ。
ロースターの全景を上から眺める。
大きなガラスの壁越しに通りの向こうのやよい軒まで見通せる。町を行き交う人たちや通りを走る車がにぎやか。町は生きてるって感じにワクワクしちゃう。
こういう秘密基地みたいな場所がタナカくんは好きだったから、一緒にぼんやりしたかった。
「苦味をたのしみたいんです」って言ったらすすめてくれたダークブレンド。香り華やかでどっしりとした苦味がおいしい。ちょっとのんびりいたしましょ。
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