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クラシックなり、池袋のチャックのオムライス

昼は洋食のチェックによった。オキニイリの洋食の店。

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それにしても池袋の街の変化激しいことにびっくり。東急ハンズがなくなったうえにサンシャインビルに向かう通りがシャッター通りのようになってしまってる。
駅の東側には新しい商業施設ができてはいるけど、反対側ではマルイがなくなり駅前なのに町外れ感がただよっている。
これからどんな街になっていくんだろう…。
お店が入るロサ会館も再開発の話が出ては消えする状態で、今のままずっと続きますように…、ってしみじみ思う。
カウンターだけの小さなお店。
椅子は18個あるのだけれど、ひと組ごとにひと席飛ばして座っていくので10人ほどで満席になる。どこに座ってもカウンターの中の厨房の気配を感じ、厨房の正面の席からは仕事の様子が見てとれる。

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カウンターの上にはサラダを盛り付けスタンバイしたお皿がズラリ。

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カウンター下の窪みに調味料が整列している様子にニッコリ。
お腹がなります。ちょっと待つ。
洋食屋さんの料理は揚げ物系と焼き物系にざっくり分かれる。
ここは焼き物系が主役のお店。
フライ料理もメニューにあるけど、ハンバーグやポークジンジャー、ナポリタンやオムライスとフライパンで仕上げる料理が人気。
だからカチャカチャガチャガチャ、フライパンがレンジを擦る音がにぎやか。ジューっとソースが焼ける湿った音がして、おいしい匂いに包まれながら待つのはたのしい。

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お待たせしましたとカウンターごしにやってくるオムライス、そして味噌汁。オムライスはこんがり焼かれた薄焼き卵でケチャップライスをくるんで仕上げる正統派。サラダがたっぷり添えられて皿からはみ出すほどににぎやか。

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薄焼き卵を破るとハラリとケチャップライスがこぼれだす。空気をたっぷり含んだままで食感軽やか、パラパラなのにしっとりしている。玉ねぎ、ピーマン、ハムに缶詰マッシュルームと具材もたっぷり。口の中で散らかってふっくら焼けた卵がまとめる、オゴチソウ。
玉子が主張しすぎるでなく、ケチャップ味もほどよくて塩梅のよさがここのオムライスの特徴で、缶詰のマッシュルームすらなければ完璧ってきのこ嫌いのタナカくんが愛でた一品。

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すりおろした玉ねぎがピリピリ辛くてスッキリとした酸味もおいしいドレッシングをたっぷりまとったサラダもピカイチ。ポテトサラダはやさしい味わい。

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出汁がしっかりした味噌汁をコクリと飲んで、洋食って日本の料理なんだよなぁ…、ってホッとしました。満たされる。


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