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最高のハンバーガーはプールサイドにあるんだよ!ー2

人生最高のハンバーガー。
それはバリのアマヌサで食べたハンバーガー。
今、思い出しても心がとろけそうになるゴチソウでした。

アマヌサ。

アマヌサのメインプール

ヌサドゥアのビーチを見下ろす小高い丘をまるごと使ったリゾートホテル。
広大なゴルフ場の真ん中にあって、スコーンと抜けた開放的な空間がこの上もないゴチソウホテル。
残念ながら2018年に閉業したけど、それまでボクらにとって世界で一番のオキニイリの場所だった。
大人数で行くのは無粋。
ほぼ完璧なおしのびホテルと行ってもいいでしょう。
多くの部屋がプール付きのヴィラで、部屋から一歩も出ることなく数日ぼんやり過ごすことができるほど。
しかもヴィラ同士が距離をもって配置されていて客室数も少なくて、例えばメインプールに向かう途中で他のゲストに会うこともまずない。
「ボクたちだけの時間と空間」をたのしむことができるのですネ。

ヴィラのプールも十分広く生まれたままの姿で泳げる至福のプール。
でもメインプールが魅力的でね。
泳ぎに行こうよ…、ということになったわけです。
11時くらいだったかなぁ。
日差しはやわらかで絶好の日光浴日和。
にもかかわらず、誰もいません。
広いプールに広い空。目の前にあるすべてのものをふたりじめ。

パラソルの下にふたつ並んだデッキチェアがあって、そこを使おうと部屋から持ち出したバスタオルを敷こうとしたら、どこからともなくホテルスタッフがやってくる。
白い麻のパンツにジャケット。
ムスリムの帽子、ソンコをかぶったスタッフがバスタオルと水の入ったガラスのピッチャー、グラスを入れたバスケットを手に「ミスターサカキ、ミスタータナカ、ベンチが整うまでしばしお待ちを」とベンチの準備をしてくれる。
プールで泳いで出てくると、新しいタオルがベンチに用意されてる。
グラスの水が少なくなると、サラサラ氷の音がして、気づけばグラスが冷たい水で満たされている。

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