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サービスをたのしめるもんじゃのお店ってステキじゃない?

昼ごはんをスクランブルスクエアで…。
ここが開業したときから気になっていた「もへじ」ってお店を選んでためす。

お店の前にはソースが焼けるおいしい匂いが漂っている。
もんじゃ焼きのお店なんだけど、店の雰囲気はおしゃれなダイニングレストランのよう。
ひとり用のカウンター席なんてバーカウンターみたいな感じで、お店の前に掲げられた「MONJA」ってサインがなければここがもんじゃ焼き屋さんとは思えぬ雰囲気。
テーブルに埋め込まれた鉄板が正方形の小さなサイズというのもちょっと珍しく、おしゃれを感じる。
明太餅もんじゃを選んでたのむ。

お店の人が焼いてくれます。お餅を鉄板の端に置きそこに明太子をのせてしばらくあっためる。鉄板におくと焼けちゃってプチプチ感を楽しめなくなるんですよ…、ってお店の人が説明をする。

野菜を焼いてコテで細かく刻んでく。
丸く土手を作って生地を流して混ぜながら、餅と明太子を混ぜながら丁寧に仕上げていくさまにウットリします。
ソースを入れないんですネ…、って聞くとホワイトソースが入ってて、ソースを入れなくても味が十分整うって説明する言葉遣いや言葉の調子が心地よくってニッコリとなる。

「お客様と会話を交わすのが大好きで、やりがい感じる」って今どきこういう若い人がいるんだなぁ…、って感心もした。
仕事をはじめてまだ一ヶ月。教育が行き届いている以上に彼の持ち味がいいのでしょう。

ホワイトソース味のもんじゃって、まるでグラタンみたいな味わい。こんがり焦げて、野菜がザクザク、プチプチはぜる明太子。ネットリとした生地もおいしくおゴチソウ。

海鮮焼きそばをたのんでみると、海老にアサリに野菜たっぷり。刻んだにんにくをまず焼いて、麺を焦がして焼いていく。

そのかたわらで海老や豚肉、野菜を焼いて最後に合わせてお酒をジャッ。蒸して仕上げてソースをからめる。焼いた海老はひと口大に切り分けて、頭を鉄板に押し付け味噌を搾り出す。おいしい香りの味噌を炒めて焼きそばのうえにかけて風味をつけて完成。

ところどころが焦げてザクッと歯ざわりがよく、バッサリ歯切れてちらかる麺。細いもやしに焼けた豚バラ。醤油の風味に酸味が混じったソースもおいしく、なによりこれもたのしそうにお店の人が焼いて仕上げてくれたもの。
料理がおいしい以上にサービスを心置きなくたのしめる店。ステキだなぁ…、と思って満ちた。オキニイリ。


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