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銀座ウエスト。No.1のフレンチトーストを見つけちゃった!

銀座ウエストにくる。ずっと気になっていたフレンチトーストを食べてみようと思っていそいそ。

青山店にはスフレやパンケーキ、銀座本店にはフレンチトーストが店舗限定で用意されててずっと気にはなっていた。

サンドイッチやトーストセット、作りたてのミルフィーユとか食べたいものがありすぎて、なかなかそこに辿り着けずにやっと今日。
コーヒーをお供にたのんだ。

磨き上げられたシュガーポットにミルクのピッチャー。メープルシロップも一緒に銀のトレーの上に乗せられやってくる。

汚れも曇りもひとつもなくて、覗き込むとシュガーポットの蓋に顔が映り込むほど。ウットリします。
コロナのときにはシュガーポットにスティックシュガーが入ってた。
感染予防に対する配慮もほぼひと段落。サービスをするお店の人たちもどこかリラックスして空気が明るい。ほっとする。。

ハッカの香りの布のおしぼり。

コーヒーカップやお冷のグラスに舞う箔押しの天使のここのキャラクター。
白いテーブルクロスに椅子の背当てのレースのカバー。いつものようにキラキラ眩しく見ているだけで気持ちが満ちる。
少々時間がかかります。じっくり時間をかけて焼いているのでしょう…、厨房の方から甘い香りもやってきて10分ほどでお待たせしましたとフレンチトーストがやってくる。

フランスパンを使った大きなトーストが3枚。
重なり合うように盛り付けられててパウダーシュガーがパラリ。ウットリするようなうつくしさ。

フォークで表面を叩くとポンッと鈍い音を立ててフルンと揺れる。
表面サックリ、中はやわらかという証拠。
ナイフを入れる。耳の部分はちょっと抵抗するけれど総じてふわり。
舌の上でもフルンと揺れる。

なめらかです。プリンのごときなめらかさで、かつて自分がバゲットだったことをすっかり忘れてしまったような食感。
焦げた小麦とバターの香り、卵の風味がするだけ。
とてもシンプル。けれどそれゆえ味わい深い。シロップをかけずに食べるとパウダーシュガーを甘く感じる。メープルシロップをかけると生地の塩気が顔を覗かす。キャラメルっぽい香りが口に広がって、それも束の間、あっという間に消えていく。

おいしいなぁ…、ひさしぶりにタナカくんに食べさせてあげたい…、と心から思うものに出会う。絶対好きに違いないもの。
No.1フレンチトーストを見つけちゃったって興奮するようなオゴチソウ。

食べ終えたお皿を下げるスタッフさんに、とろけるようでおいしかった…、どのくらい漬け込んでらっしゃるんですかって聞いてみた。
答えは意外。
朝、お店に入ってから仕込んでいるので1時間ほどしか漬け込んでいないんだという。
生地が粗いバゲットだから染み込みやすいのでしょう。ということはうちの近所のラバゲットのバゲット生地で作った食パンでフレンチトーストを作ればいいのか…、ってちょっと閃く。やってみよ!

メープルシロップがテーブルクロスを汚しちゃって、ごめんなさい…、って言ったら「染み抜きをするのも私どもの仕事でございますのでお気になさらず」ってニッコリとする。そういうところも含めてやっぱりここが好き。


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