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おかめそばで福笑い

東京駅までちょっと出ました。
用事をすまして昼ご飯。駅前の大丸の食堂街の永坂更科布屋太兵衛で蕎麦にする。

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百貨店の中にして、まるで街場のそば屋のように変わったメニューはほとんどなくて、普通のそば屋にあってほしいものがしっかり揃う。
例えば「おかめそば」なんて気取った店ではあつかわぬ、でもあると食べてみたくなる定番中の定番メニュー。
選んでたのむ。

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お店の中はにぎやかで、シニア客がやっぱり目立つ。お店の人も落ち着いた年齢の女性が中心。ちょっと忙しくなるとあたふたしちゃうところもなんだかいい感じ。
それにしても気持ちのいい店。大きな窓のはるか向こうには皇居があって、丸の内の超高層ビル街を東京駅の駅舎の向こうに見渡せる。これぞ東京…、って景色をみながら老舗の蕎麦とはまたオゴチソウ。

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さて、やってきたおかめそば。おやおや、まるでおかめの顔になってないとっちらかった景色に笑う。海苔の上にしいたけ、たけのこ、かまぼこ、三つ葉にほうれん草。だし巻き卵にゆで卵と顔のパーツは揃ってる。つまり福笑いをたのしみながらお召し上がりくださいネ…、ってことなんだろうと勝手に思って福笑い。

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海苔を顔に見立てて三つ葉の髪の毛、湯葉のリボン。かまぼこの目にたけのこの鼻、しいたけの分厚い唇と顔になる。

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しいたけを食べ、代わりにかまぼこ一枚を唇にして、茹でた玉子を目に見立てるとウィンクしているように見え、一旦顔に見えるとそれからパーツを一つ、またひとつ。

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食べてもずっと顔に見えます。オモシロイ。


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