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とんてき、味噌かつ、昭和喫茶のアイスコーヒー

岐阜のお昼をとんかつにする。
しかもお店の名前が「みそ家」。みそかつ推しというのがいかにもこの地方的。

三重県出身。徐々に北上して去年、岐阜羽島にあけたお店でこれが案外流行ってる。
ランチメニューが豊富な上にこなれた値段というのがいいのでしょうネ。
四日市とんてきととんかつの盛り合わせっていうのがあって、それを試した。とんかつはロースとヒレの相乗り。千切りキャベツに味噌汁、ご飯、漬物がおかわり自由というのがこれまたうれしいところ。

ソース2種類に味噌だれが並んでて、しかも味噌だれだけがあったかい。
何種類もの塩がそろって、気になったのがわさび塩。

わさびの香り、辛みおいしくこれでご飯を食べればうまいだろうなぁ…、って思う。
料理が整いやってくる。

とんてきがボリュームたっぷりなことにちょっとびっくり。

脂とタレで肉はつやつや。ひと切れ分が大きくて脂がしっかりのっている。
ザクっと歯切れて脂がとろけ肉汁ジュワリ。
醤油の風味に軽い酸味、ゴロゴロ入ったニンニクの香りに脂の旨みが混じる。ご飯のおかずにこれがピッタリ。

千切りキャベツにタレをとっぷり染み込ませニンニクと一緒にご飯にのっけてパクリ。
もしかしたら肉よりこれがおいしいかも…、って思ってニッコリ。

とんかつの衣はバリバリ。

ラード混じりの油で揚げているのでしょう…、香ばしくって衣自体に甘みを感じる。
肉はあらかじめ低温調理しているのでしょう…、ひれは特に色っぽい状態。発色もよくなによりやわらか。とろける食感。
バリバリのパン粉が砕けてとろけた肉に混じりあう。そのコントラストが面白い。

ただ肉の持ち味が活かされているかというとどこかひ弱で、たれやソースを味わう趣向。
まさに「みそ家」だなぁ…、って思う。
ご飯がそれでおかわりできて、お腹いっぱいに気軽になれる。悪くないなと思う昼。


コーヒーを飲んでのんびりしようと「メグ」。

もう何十年もやってらっしゃる喫茶店で2階が住居。
髪を明るく染めたマダムが広い厨房で料理を作りコーヒー入れる。
ランチセットが飲み物付きで600円。近所のおじいちゃまやおばあちゃまがランチをのんびりとってらっしゃる。

テレビゲームが埋め込まれたテーブルが置かれていたり昭和歌謡が流れていたり、いまだに空気は昭和の空気。

アイスコーヒーをお願いしたら、ピーナツあられとゆで卵がついていました。
お客さまにどれだけ得をさせれば気が済むんだろう…、ってサービス精神旺盛なことにニッコリします。そろそろ仕事の時間です。


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