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生粉打ちそばで虫養い

永坂更科布屋太兵衛の蕎麦を食べたい。

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そう思ってエスカレーターをあがってく。小田急百貨店入り口と床にペイントされてて、かつてはこれに並んで「メトロ食堂街入り口」とペイントもされていた。

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そう言えばこのエスカレーターを上がっていくと小田急百貨店の本館一階。なるほどメトロ食堂街は小田急百貨店の地下一階と一階をつなぐ大きな踊り場だったんだ…、っていまさらながら合点する。

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大きなサンプルケースの横に入り口。昔ながらの街のそば屋さんって感じで気軽。好きな店。

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生粉打ちそばをせいろでもらう。そば粉100%の色黒でしかも厚くて幅広の麺。あま汁、から汁と二種類のタレが徳利に入ってやってくるのがここならでは。ネギとわさびでひと揃え。

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あま汁はたしかに甘め。けれど甘いだけでなく昆布系のどっしりとしたうま味を感じる。から汁のほうはカツオ節系の酸味があって後味すっきり。まぜて好みの味に仕上げて食べてくださいというコトなのだけど、ボクはから汁だけで食べる。ぴったり好みの味なのです。

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濃いめの味ではあるのだけれど、それが太い生粉打ちそばにぴったりでゴツンゴツンと奥歯を叩くような噛みごたえ、力強い蕎麦の香りを引き立てる。わさびで食べるのもおいしいけれど、七味をそばにぱらりとかけて食べると胡麻や陳皮の香りがとても華やか。

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蕎麦湯で薄めて飲むと出汁の香りや風味がふっくら際立って、ホッとする味。小腹満たしが完了す。


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