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ディーンアンドデルーカの店作りって…。

仕事で上野、浅草方面に移動した。視察をいくつか。人に会うため上野のディーンアンドデルーカに寄る。

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「パルコや」の一階。建物の外からも売り場側からも入れる構造で、設備の配置をどちらの出入り口に力を入れるかで店の性格は随分変わる。
商業施設に依存せぬよう、独自の客層にアピールしたくてって判断をしたのでしょう…、外から入るドアの正面にショーケースやレジが集中してる。ところがなんとメインの出入り口は現在閉鎖。風除室がなく、だからドアを開けると夏には熱気が、冬には寒気が、当然風がビュービュー入る。
それでほとんどの人は売り場側から遠回りしてやってくる。
店作りって頭で考えても答えが出ないことがたくさんあって、それらを補うのが経験。10年ほど前まで、彼らの店作りのセンスはスタバをはるかに凌駕していたけれど、作った店舗の数はあまりに少なくて、経験値の低さが最近の店作りをつまらないものにしちゃってる。作りすぎると陳腐になるから外食という事業は本当にむつかしい。

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バナナチョコレートパイが今一番のおしメニュー。たのんで食べる。
サクサクのパイ生地は薄くてやっと中のフィリングを支える程度。ぽってりとしたチョコクリームの中にスライスしたバナナが混じって上にふっくら、ホイップクリームがのっかっている。

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チョコはビターで酸味も豊か。圧倒的になめらかで、ちょっと甘みを強く感じるアメリカっぽい濃厚な味。ホイップクリームの味は控えめ。だから一緒に食べるとちょうどいい塩梅で味が整う。バナナがもうちょっとたくさん入っているとボクの好みになったかも…、って思うもおいしい。オキニイリ。


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