シュークリームとミルク
銀座ウエストで食後のお茶。シュークリームを選んでたのむ。
ここで一番オキニイリのハーフアンドハーフシュー。
パフにクリームを絞りいれるのでなく、上半分を切ってそこにまずカスタード。上にたっぷりホイップクリーム。クリーム2種類を半分づつで、ハーフアンドハーフという趣向。
パフはやわらか。薄くてしっとり。
まず蓋の部分を持ち上げて、それを器にクリームをのっけて食べる。
パフは塩味がしっかりしていて、焼けた香りがこうばしい。ホイップクリームはふっくらとして口に含むとたちまちとける。とけて口の中でミルクに戻る。甘く仕立てたお子様ミルク…、みたいな感じ。
カスタードクリームはぽってり、どっしり。卵の風味やバニラの香り。パフ生地の風味、香りを引き立てる。今日もあいかわらずキラキラとして白いお皿やテーブルクロスがまぶしいほどでウットリします。
銀座のレストランで働いていたことのある彼でした。
ときおりお土産を買って帰ってきたのだけれど、銀座ウエストのシュークリームと決まってた。
たまにレモンパイとかゴルゴンゾーラのケーキだとかっていうのもあったけどシュークリームは必ずあった。
冷たいミルクを用意して、最初はブスッとしながら食べはじめる。
ただ黙々と手づかみにして頬張って一個食べ終えると大きなため息をついて、ちょっと愚痴を言う。どうも勤め先で嫌なことがあったときにシュークリームを買って帰ってきてたようで、一個食べると気が済むんでしょう。2個目はニコニコしながら食べてた。
今日はボクが愚痴を言いましょう。なんで先に行っちゃったの…、ってミルクと一緒にしみじみ食べる。一個食べても気がすまないけど、2個も食べると病気になっちゃう。だから続きは次来たときに残しておこう。席を立つ。
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