食べログのお節介から守られた店
食べログというシステムは、飲食店の利用者が主役。
飲食店は一方的に評価される立場。
その評価次第では有名になれるんだからいいだろう…、というのが運営者側の考えなのでしょう。
有名になりたい人には好都合。
けれどお店の中には有名になりたいからやってるわけじゃないんだという店もある。
有名になんかなりたくない…、と思うお店も中にはあります。
有名になっちゃうと困るお店ってどういうお店?
有名にしないほうがいいお店の条件が次の5つ
小さいお店
ひとりでお店のすべてを切り盛りしているお店
お店独自の決まり事があるお店
おなじみさんが支えてくれているお店
そして値段が値ごろなお店
有名になると多くの人が集まってくる。
小さい店だと溢れ出したお客さまが行列を作ったり、予約が取れなくなっちゃったりする。
その行列や予約が取れないということがまた評判に拍車をかけてどんどん有名になっていくという、ありがた迷惑がおこるのですね。
ひとりで切り盛りしているということはいらっしゃいませからありがとうございますまで、料理を作って盛り付けて提供をして片付けて、お勘定まで全部ひとりでするということ。
それらを円滑に、とどこおりなくできるようにお店独自のルールができる。
注文は紙に書いて渡してネ…、とか、お冷やお茶はセルフサービスでとか簡単にできるものがほとんどだけど、おなじみさんが多ければ多いほど、そういうルールがよく守られる。
そして値段がほどよければ食べログなんかの力を借りなくても人気のお店に必ずなれる。
そういうお店の代表が新宿御苑の近くにあります。
「西尾さん」という小さな居酒屋。
奇跡的なお店でした。
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