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できぬサービスを続けぬ勇気

C&Cカレー本店がらっきょう食べ放題のサービスをまもなくやめてしまうんですよ…、と、Facebookにコメントもらい、さみしくなって朝に覗いた。

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新宿を中心に着実な展開をしているカレースタンドのチェーン店。
昔は全店、福神漬けとらっきょうがテーブルの上に無造作に置かれて当然のように食べ放題だった。

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その鷹揚なサービスも今では本店一軒だけ。そこもまもなく終わっちゃう。
ポークカレーをご飯半分で注文しお金を払うと、カレーの器とお冷グラス、スプーンを手にしたスタッフにこちらへどうぞと案内されるのもどこか特別。オキニイリ。

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席と席とを仕切るアクリル板に確かにらっきょうの食べ放題サービスは8月31日で終了しますと告知があった。

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ヒリヒリするような単純な辛さがおいしいシンプルカレー。どこかひと味足りない…、でもだからこそ飽きずに繰り返し食べることができるカレーにらっきょうの酸味がおいしい。ボクにとっては薬味というより具材のひとつっていう感じさえある。

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しかも大粒。コリッと硬さが揃っててみずみずしいうえ甘みにたよらぬらっきょう自体のひりっと辛い持ち味をこころおきなくたのしめる。
コストがかかってしまうからなんでしょう。すべての商品の値段を100円ほども値上げすればおそらくサービスの継続もできるのだろうけど、らっきょうに特別の価値を求めぬ人の犠牲をもとめることになってしまう。かと言って小粒のらっきょうに変えてしまうと価値をなくしてしまうから、判断としては正しいことと思ったりする。

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らっきょうが有料になっても来ますからネ…、と思って帰る。汗をかく。


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