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ホルン吹きに恋した少年

ジョーズのテーマソング。
映画音楽の巨匠、ジョン・ウィリアムズの代表作のひとつでもある名曲中の名曲。

この緊張感。
なにものかが水の底をうごめき姿を現しそうでいてなかなか姿を見せぬ恐怖を見事に表現しているように感じる。
ただこの曲。
ストラビンスキーの「春の祭典」に似てるんです。
ドボルザークの新世界に似ていると言う人もいるけれど、春の祭典も負けず劣らず。

部族の争い。
怒る太陽神。
その怒りを収めるために乙女を生贄にする祭り。
おどろおどろしき世界を描いたバレー音楽ですから、恐怖映画のモチーフとしてよかったのでしょう。
春の祭典はクラシック音楽の中でも金管楽器の使い方が独特で、ジョン・ウィリアムズも金管楽器を印象的に使う人。

ジョーズのテーマでもホルンがいい仕事をしてる。
今日はホルンの話。
あるいはホルン吹きの話をします。


楽器は体型で選ばれるの?

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