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パッケージもショッピングバッグもおもてなし

モスのテリヤキバーガーを食べたくなった。食べたくなるとどうにもこうにもしょうがなく、それで昼、家を出て近所のモスにやってくる。

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半年ほど前に改装をして、テイクアウト対応とでもいいますか、注文を受けるレジと出来上がった商品を手渡すカウンターが別々になった。
マクドナルドにしてもスタバにしても、最近のファストフードのオペレーションの確かな傾向がそういうシステム。

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レストランで食事することをみんながビクビクしているいまどき。
良いシステムになったようで、この店も次々テイクアウトのお客様がやってくる。注文してはビーパーもらってお店の外に一旦でて、呼ばれたところで店に再び入って商品をピックアップしたらそそくさと出ていく。
情緒も人と人とのふれあいもへったくれもなく、でもしょうがないのかもしれません。町にはデリバリーの自転車がビュンビュン先を急いで走ってる。アイスストレートティーとコーンポタージュとビーパーもらって商品を待つ。

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目当てのテリヤキバーガーにスパイシーチリドッグはここに来るとどうしても食べたくなるオキニイリ。
昔はもっとたくさんのオキニイリがあった。例えばスパイシーチキンサンドイッチなんて、名作中の名作であのスッキリとした辛さとカサカサのパン粉のハーモニーは以降、どんなお店の辛い系商品のどれもかなわぬおいしさだった。悲しいことにボクが好きなものはチェーンストアでは真っ先になくなる宿命の商品が多くて、スパイシーチリドッグも一時期お蔵入りになったことがあった。

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めでたく再登場したスパイシーチリドッグは歯切れととろけの両立がほどよくて、チリビーンズのエキゾチックな香りにハラペニョの突き刺す辛味とスパイシー。

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とは言えテリヤキバーガーのテリヤキソースの独特でおいしいことには参っちゃう。
甘い。
香ばしくって確かに照り焼きの味がする。
けれどならば醤油っぽいかというと決してそんなことはなく、どちらかと言えばデミグラスソースのような旨味や風味がある。
けれどパテと一緒に口の中に入ってくるとそれは明らかに和風のテリヤキ。
オモシロイ。
バンズのとろけ感とたっぷり施したマヨネーズ。
バリバリ前歯で砕けるように歯切れるレタスの健康的なフレッシュ感とどれをとってもこれをもってテリヤキバーガーというのだぞ…、ときっぱりと宣言するようなおいしさがある。
名作だなぁ…、名作だ。

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ひさしぶりに食べてみたライスバーガー。
たしかにおいしく、おむすびではなくでもどこか天むすを彷彿とさせる何かがあって、けれどスベスベとして歯にはりつかないご飯のバンズがなぜか不思議でオモシロイ。

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いつもサイドにもらうフライ類をお土産にした。家で仕事をするときのご褒美にしようとバリューパックのBタイプ。フレンチフライにオニオンリング、そしてチキンナゲット。
その割合はフレンチフライが2人前、オニオンリングとチキンナゲットが一人前づつと決められていて、できることならフレンチフライとオニオンリングの量を逆にしてほしい。というのもここのフレンチフライは揚げたてはふかふかホカホカでおいしいのだけれど時間が経つとヘナヘナになる。それに比べてオニオンリングはカリカリ感が永続きして、仕事の合間に前歯くすぐり目を覚まさせてくれるのがいい。

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ただお持ち帰り用のパッケージのよく出来ていること。紙袋も贅沢でこういう部分でこれからの飲食店は差別化しなくちゃいけないのかなぁ…、なんて思った。さて帰る。

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