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岐阜の焼肉、上等な焼肉

岐阜に到着。今日は焼き肉でも食べませんかと目当てのお店に行くも休業。
それから何軒か電話をかけて調べるもどこも休業。
もともと火曜定休の店が多いところにもってきて昨日までの三連休の振替休業をする店もあり、さてどうするかと「めいらく苑」という焼肉店に行ってみた。
営業してはいたけれど予約で満席。ちょっと離れたところにある支店ならばとそちらを選ぶ。

「めいらく苑別邸」という店。
和食のお店のような設え。門をくぐると竹やぶがあり玄関までのアプローチがまるで旅館のようにも見える。

お店の中もゆったりとした贅沢仕様。2年ほど前にできたんだという…、コロナの前のことだから随分苦労をしたんだろうなぁって思いながら掘りごたつ式のテーブルにつく。

火をつけた炭をおさめた容器が独特。彫金をしたステンレスで覆われまるで器自体が網のよう。上にのっかる網も分厚い使い捨てじゃない上等なもの。気合の入ったしつらえです。
タレが3つ。

甘酸っぱい味噌ダレ、レモンの搾り汁、醤油ベースのサラサラのタレとこの地方ではこれがデフォルト。冷たい緑茶をたのむと大きなグラスにたっぷりやってくるのがうれしい。

まずは野菜をと塩サラダ。

サニーレタスとサンチュにきゅうり。きゅうりは皮をキレイに剥いて、他の野菜と見た目区別がつかないように用意されてる。サクサクシャキシャキ、みずみずしくてお腹の準備が整うおいしさ。

まずは前菜代わりのたたきの牛肉。

きれいなロゼに仕上がったレアの牛肉の薄造り。
ごま油の風味がどっしりしたタレにくぐらせ食べると、レバの刺し身を食べてるようなネットリ舌に張り付くような食感たのしい。
オゴチソウ。

和牛のタンがございます…、というので食べる。

厚切りの牛たんを拍子木状に切って塩をほどこして焼く。焼くにつれて脂が滲んで垂れ落ちて、炭にあたって煙が立つ。煙がタンを包こみ風味をつけつつタンをこんがり焼いていく。自分の脂で揚がったように表面サクサク。噛むとジュワッと肉汁が出てゆっくりととろける。たまらない。
熟成させずもやわらかく、でもちょっとだけでも熟成させればもっとうま味がでたのになぁ…、って思ったりもする。贅沢さん。

最近はやりのミノサンド。脂をたっぷり挟んだようになった部分で脂が旨い。ミノ独特のコリコリムチムチした食感も味わえる。青唐辛子が添えられていて、たっぷりのせて食べるも脂のせいで辛みを感じぬところがたのしい。

和牛のホルモン、壺漬けカルビ、とんとろなんかを次々焼いてお腹が肉で満ちてく感じにウットリとなる。

キムチは甘め。もやしのナムルをたのむとこれが山盛りでシャキシャキ、口を整えたのしむ。
そして〆。冷麺たのんだ。

そしたらこれが大きな器にたっぷりはいってやってくる。まるでつるとんたんのうどんのようで、これもひとつのバエメニュー?トロンととろけるスープにムチムチの麺。盛岡スタイルの冷麺で、お腹や口がスキッとしてくる。満ち足りる。
お店を出たらどしゃぶりの雨。水しぶきを立て車はホテルに向かってく。


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