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ゴチソウの回鍋肉

朝、病院で定期検診。ほんのちょっとだけお叱り受けて採血にかなり手間取る。
血管が深いところに沈んでいる体質なのでいつも苦労するのだけれど、今日は特に手間取ってすべて終わったのが11時半ちょっと前。
腹ペコで、今日はお腹いっぱい食べられるとこと急いで「遊猿」。

四谷三丁目。荒木町のビルの2階の中国料理店

中華風のサラダバーが充実している人気のお店。
四谷三丁目の交差点越え、車力門通りを小走りでかけおりビルの階段を駆け上がる。

油淋鶏や麻婆豆腐が定番料理。週替りで回鍋肉があるというのが珍しかった

階段前のメニュー看板をチェックしたら、週替りの料理が「回鍋肉」になってて、それを食べてやろうとお店に入ったらほぼ満席。カウンターの隅の席がひとつ空いてて、滑り込みます。ラッキーでした。

腹ペコ熊さんがぼんやりしてた。かわいらしい…。

目の前に木彫りの熊さんが座ってて、ニッコリしながらレンズを向けると無効に小さな花輪があった。「祝6周年」と書いてあります…、めでたいこと。

料理多彩なサラダバー。ひとつひとつがおいしいのネ。しかも選び放題、食べ放題

回鍋肉を注文し、早速料理をあれこれお皿に盛り付ける。

野菜をたっぷりたのしみます

レタスの葉っぱ。クミンシードの香りがエキゾチックなキャロットラペに紫キャベツのネギ油あえ。ざく切りトマトに、黒酢と中国醤油に漬けた揚げ茄子。どれも味わいきっぱりしていて、ザクザクもあればポッテリもあり。食感、味わい、多彩でたのしい。
そしていつもこれがたのしみでここのランチにくるスパゲティ。

山椒醤油の味がぴりりとおいしいスパゲティー。これが目当ての昼ごはん

硬めに茹でた麺を油で炒め山椒油と醤油をかけて仕上げたもので、これがおいしい。麺がコツコツ奥歯をたたく食感に醤油のうま味、そして山椒がピリリと舌をつねって食欲湧かす。赤唐辛子の辛味も深い。

座った場所がちょうどコンロの正面。
ガコンガコンと鍋が五徳を叩く音。
おいしい匂いが漂ってきて、ボクのメインの回鍋肉が出来上がる。

そしてメインの回鍋肉

量たっぷりでまずビックリ。
キャベツに豚肉、ピーマンが油と味噌をまとってつややか。
まずは豚肉。
一旦茹でた豚の塊肉を分厚く切って、それを油で焼き上げる。
本格的な回鍋肉の作り方。

味噌と脂が混じって焦げる。ご飯と一緒に食べるとこれがなんとおいしい!

ところどころがこんがり焦げてる。
味噌と脂が混じり合ってできた焦げ目のおいしい香りを鼻をくすぐる。
厚みがあってバッサリ歯切れ、脂がクチャっと潰れて口をひんやりさせる。味噌の甘みに渋みに酸味。ご飯と一緒に口に含めば甘露でござる。体に滋養が染み入るおいしさ。

野菜たっぷり。味噌が染み込んだ茄子のおいしいことにウットリ

キャベツがキュッキュと奥歯を痒くして壊れてく。甘い。そして繊維がバッサリ壊れる感じが痛快で、肉のむっちり、キャベツのバリバリと口の中がにぎやかになるオゴチソウ。
ピーマンの青い香りとやさしい辛味。キャベツに隠れた薄切り茄子がみつかって、そのなめらかにしてとろけることにまたウットリ。味噌と茄子ってなんでこんなに合うんだろう…。

山椒パスタと味噌…、間違いないネ

それにしても味噌がおいしく、これに山椒パスタをからめて食べたらどうなんだろうと思って追加でとってあわせる。
そしたらこれが旨いのなんの。山椒の痺れと味噌がまじりあいスパゲティーのコツコツ感となめらかな味噌の相性もよい。

えのきと大根のみそ汁。えのきのうま味ってすごい、すごい

そうそう、ここのみそ汁もえのきのうま味と大根の風味で味が膨らむオゴチソウ。満たされました…、オキニイリ。


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