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牛すき丼にはいからうどん、後に火事

四谷三丁目の駅の近くになか卯がある。

先日まで山わさびで食べる冷たいそばのポスターが下がっていたのがなくなって、「牛すき丼」のポズターに変わっていました。

それがなんだか気になって…。
すき焼き味の牛丼はいろんなところが出しててそれほど惹かれない。けれど写真に車麩がうつっててそれがどうにも気になった。
うちのすき焼きには必ず車麩や仙台麩が入るんです。
タナカくんが大好きでネ。肉の脂や具材の旨みが染み出したタレを吸い込みおいしくなってく。肉よりうまいね!っていつもどっさり入れていた。
あれから家ではすき焼きを作ってないからひさしぶりになつかしもうかと試すことにした。
ご飯少なめの小盛りを選び、小さいはいからうどんをつける。買い物ついでの虫養い。

それにしても使い勝手の悪い券売機。
メニュー構造が複雑で、目当ての商品を見つけるのに時間がかかる。
食券を印刷するにも時間がかかって券売機の前に行列ができちゃうのね。
音声アシスタント機能だとか、いくらでも便利にしようと思えばできるだろうに…、って思ったりする。
おもてなしツールとしての券売機って誰かが作ればいいのになぁ 。
カウンターの上には大きなピッチャーに入った冷たい煎茶。
一味に山椒、出汁醤油、紅生姜もガラスの器にたっぷり入って食べる準備が整っている。

さて牛すき丼。

小盛りサイズだと丼が小さくって頭がぎっしりのっかっている。とてもにぎやか。タレを吸っておいしい色に染まった車部が主役のようにふるまう景色にニッコリします。

歯ごたえと歯切れ感がほどよい牛肉。甘みよりもうま味や醤油の味が際立つスッキリとしたタレに肉のうま味が混じってなかなかのもの。
すき焼きオマージュだからでしょう…、しらたきや白菜が入っているのはよいとしてなんでニンジンまで入っているのか不思議だけれど、それがコツコツ奥歯をたたく感じはおいしい。紅生姜も辛みがしっかりしていて口をスッキリさせる。悪くない。

うどんはおいしい。かえしの味にたよらない出汁のうま味を感じる汁。なめらかなうどんにたっぷりの天かす、刻んだ緑のネギにかまぼこ。汁の代わりとして最適で、お腹もほどよく満たされる。


買い物をしてうちに帰ってのんびりしてたら「四谷三丁目の駅前のビルが火事みたいよ」とLINEをもらった。
どこなんだろう…、とインターネットで調べてみたら見慣れたビルから煙が出ている写真があって、これは大変と見に行ってみた。
消防車が20台以上も並んでものものしい。

消防士さんがついさっきまでいたビルの前で点検作業の真っ最中。
なか卯はシャッターが閉まってた。
家に戻ってニュースをみたら、地下のお店のコンロから火が出たっていっていたから、あぁ、焼肉のお店だなぁ…、って。そこも一ヶ月ほど前にいったばかり。変わった形の鍋は無事か…、と不謹慎に思ってしまった。
火事にはくれぐれも注意しましょう…、火の用心。

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