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お好み焼き定食はかやくじゃなくて白米でしょう!

お好み焼きのぼてじゅうで昼。

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お好み焼きの本場ではない東京にも、いろんなお好み焼きのお店が結構、たくさんある。
特に最近は広島のお好み焼きが人気。
最近できる商業ビルに入るお好み焼きのお店と言えば、ほとんど広島出身の店って感じさえする。
かつて東京でお好み焼きといえば大阪流の混ぜ焼きだったのが嘘のよう。
けれど今日の気持ちは大阪のそれ。
しかも「ご飯のおかず」にお好み焼きを食べたくてmとなると「ぼてじゅう」のランチセットが手軽で、それでやってくる。
新宿のサブナードという地下街の店。

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入り口入ると目の前にカウンターがあり中に大きな鉄板が置かれ、その鉄板の前に店長。
数年前に改装をして、かなり立派できれいなお店に様変わり。ソースの匂いがしてこなければなにやらバーのような気配すら感じられたりするオモシロさ。

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ランチセットはサラダがつくのと、ご飯がつくのの2種類あってそれにメインを選んでたのむという仕組み。
お好み焼きは粉ものというより野菜がたっぷりで焼いたサラダのようなもの。
だからサラダは必要ないよねと勝手な理屈でご飯のセットを当然選ぶ。
しばらく待ってやってきた料理。
見てちょっとびっくりします。

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だってご飯が白米じゃなくてかやくご飯だったんだもん。
大阪といえばかやくご飯…、というのもあるのでしょう。
白ご飯より上等な感じがするし、サービスのつもりでそうしたのだと思うのだけど、ソースまみれのお好み焼きは白ご飯と一緒に食べてこそ、味わい完結するものでサービス精神の無駄遣い…、ってちょっと思った。もったいない。

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豚玉のお好み焼きのハーフサイズ。
オム焼きそばをハーフサイズの盛り合わせ。
ご飯もお好み焼きも、そして焼きそばもそれぞれ主食料理であってお行儀悪いかと思うも、近所のサルバトーレのランチバフェはスパゲティーとピザの食べ放題。
国が変われど同じコト。
イタリア料理ならおしゃれで、大阪のものはおしゃれじゃないと言うのはおかしかろう…、と思って笑う。
安心をして炭水化物まみれになった。
お好み焼きの上にはぽってりマヨネーズ。そこに一本、芥子をひいて黄色い線の彩りそえる。キレイだよなぁ…、ってしみじみ思う。普通の焼きそばじゃなくオムそばというのが炭水化物まみれ感をやわらげてるなぁと悦に入り、箸で薄焼き卵を割ると中からイカやエビ、刻んだキャベツがゴロゴロ転がりだして出てくる。オゴチソウ。

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食べ進めつつ、テーブルサイドに置かれてた鰹節に青海苔たっぷりほどこす。
他にもラー油や辛子調味料が用意されててなのに芥子がない不思議。インバウンド対策なのか?って思ったりもする。
粗く切ったキャベツがザクザク。山芋まじりの生地はふっくら軽くてやわらか。口に入れるとフワッとやさしくあっという間に潰れて消える。粉を食べてるというよりも、やっぱり野菜を食べてる気持ちになれるたのしさ。

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食べ続けるとソースの味が舌に重なり、重たくなってくるので味噌汁。ゴクリと飲んで舌をリセット。やっぱりご飯はかやくじゃなくて白ご飯がありがたいなぁ…、と思うもかやくご飯が案外おいしく、悩ましいやら、嬉しいやらの昼のゴチソウ。腹いっぱい。


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