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自然薯と豆腐。体にやさしい!

ひさしぶりに「シャルク」でお昼。

自然薯と鶏がテーマの居酒屋で、夜にはつまんで飲んで〆に自然薯ご飯という楽しみ方ができる店。
タナカくんが逝くちょうど1週間前に一緒にそういう夜を過ごした。
もうそのときにはあんまりお酒がすすまなくて、酎ハイいっぱいでいくつか料理をつまんだらもう〆でいいよ…、って小一時間くらいで席を立った。
食も徐々に細くなってて、辛かったんだろうなぁ。気がつかなくてごめんって思う。

定食は7種類あって、鶏の唐揚げから生姜焼きまでメニューは多彩。しかも腹ぺこさんにうれしいメニューがもれなくそろうっていう構成。
こういうお店はこの界隈には珍しくお店はいつも若い人たちでにぎやかです。
隣のお店はオーベルジーヌっていうテイクアウトカレーで有名な店。のんびり料理を待ってるとカレーの匂いにお腹がグーグーしちゃうところもいい感じ。
オキニイリの「煮豆腐のそぼろ餡かけ」をメインに選んで、さぁ、食べる。

メインの料理に出汁割りにした自然薯。
たっぷりの麦ごはんに味噌汁、小鉢でひと揃え。
はじめてきて味噌汁を食べたときにびっくりしました。
出汁がしっかりひかれてる。
味噌は風味をつけるのに必要なだけ。
薄味だけどさみしくはなく、むしろ大根、ごぼう、ニンジンと言った汁の具材の持ち味をしっかり感じる味だった。
上等な日本料理のお店で食べる汁のような味に感動すら覚えたのネ。
今日もそういうゴチソウ味で、お腹にしみいりあっためる。

煮豆腐のそぼろ餡かけが肉感的です。

豆腐の上にそぼろ餡というより、そぼろ餡の池に浮かんだ豆腐半丁って感じ。
ネギが2種類、粗く刻まれた白ネギに細かなみじん切りの青ネギと食感違いをあわせるところが粋でよい。

下ごしらえをしっかりとして水分をほどよく吐き出させた豆腐にしっかり出汁が染み込み、芯の部分まで色がしっかり変わってる。
細かな鶏ひき肉は甘辛味にととのっていて生姜の風味が鶏の香りをさっぱりさせる。豆腐のなめらかさを鶏ひき肉のほつほつ感を引き立ておいしい。

自然薯が入った器を麦飯の上で傾けると、ドゥルンと重たく滑り落ち茶碗にたまる。

放っておくと熱が入ってすべすべ感が損なわれるから急いでザブザブかきこみ食べる。
体の中を滋養がじんわり駆け巡る…、って感じがステキ。

小鉢はおからとこなすの漬物…、これが定番。
おからは丁寧に仕込まれていて、何を食べても手抜きのないのにニッコリします。おゴチソウ。


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