見出し画像

ドーナツと泡

ドーナツはどう食べるのがおいしいのか…。

答えは世界で1番大きなドーナツチェーンの名前にあります。
アメリカに本部を持つ「ダンキンドーナツ」がその名前。

Dunkin' Donuts と英語でかきます。

バスケットでダンクシュートっていうパフォーマンスじみたバスケットの上からボールを放り込むゴールスタイルがありますよね。
その「ダンク」。
上からドボンと突っ込むというような意味で、「コーヒーにドボンと浸して食べて」ってメッセージ。

ドーナツはコーヒーに浸して食べるとおいしいのです。
コーヒーの苦味が甘みを引き立てる。
揚げた油もスッキリするし、浸したコーヒーも甘みやコクでおいしくなるといういいことずくめ。

で、そのおいしさはアメリカだけでなくイタリアでも同じかも…、って思った出来事。
セガフレード・ザネッティというエスプレッソバーでの出来事。

イタリアにボンボローニというお菓子があります。
ドーナツみたいな揚げ菓子で中にラズベリージェリーをフィリングしたふっくらとした生地の菓子。
生地はざっくり。
空気を含んで軽い仕上がり。
ラズベリーのジャムの量は控えめで、生地そのものの味をたのしむ趣向。

生地はやさしくとろけます。
油とたっぷりふられたグラニュー糖が口の中で混じってとろける感じがおいしい。

ためしにボンボローニにカプチーノの泡をくっつけ食べてみました。
とろけ感が一層強く、しかもミルクとエスプレッソの風味までもが一緒になって、口の中は甘い天国。
ボンボローニを浸しても壊れぬ泡の力強さにウットリしました。
おゴチソウ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?