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秋葉原の二葉。立ち食いそばの多様な魅力に魅せられる

お昼は秋葉原で立ち食いそばの「二葉」。

駅からちょっと離れた場所で、ほとんどの人にとってわざわざ来なくちゃいけないお店。
でも人気があっていつもにぎやか。厨房のほぼ全容が丸見えで奥ではおじちゃんが天ぷらをずっと揚げてる。

棚に丼。蒸したそばやうどんが一人前づつ丼におさめられてズラッと並ぶ。
お店に入ると「おそばですか?」ってお店の人が聞いてくる。
明るい声です。「はい」って答えるとすかさず麺をザルに入れ寸胴に沸いてるお湯に沈めてあっためてチャッチャと湯切り。
その間にトッピングを伝えます。

ここのトッピングは個性的。アサリや貝柱、キスやアジの天ぷらがある。キクラゲがあるのも独特。
貝柱の天ぷらとキクラゲが好きで今日もその組み合わせ。
あたためた麺を丼にいれ、汁をはったらネギをパラリ、天ぷら、キクラゲ乗せて完成。色黒の汁の中に色黒のそば。肉厚のキクラゲに分厚い天ぷら。おいしい香りが漂ってくる。

麺わ若干もさもさしている。蒸し麺独特のちょっとネチッとした食感がちょっと独特。汁をたっぷりたぐりよせつつ口の中にやってくるのがおいしくてだからここでは夏でもかけそばプラストッピング。

貝柱天は玉ねぎのかき揚げの上に貝柱を置き仕上げたもので、汁の中につかると土台の玉ねぎかき揚げが崩れてちらかる。
甘くてザクザク歯切れる玉ねぎ、むっちりとした貝柱。キクラゲはコリコリスベスベ、なんとも旨い。
そば屋の蕎麦と立ち食いそば屋の蕎麦はまるで違った料理なんだ…、ってこういうお店に来ると感じる。

そしてどちらが多彩で多様かといえばそれは断然、立ち食いそば屋のそばの方。自由な具材の自由な組み合わせ。麺の仕上がり、出汁の風合い。お店、お店に特徴がありその特徴を巡るたのしみが立ち食いそばをたのしむ醍醐味。今日も堪能いたします。


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