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レモンの豆花

家に帰る前にちょっと甘いものを食べようか…、と街をぶらつく。
そういえば合作社はどうだろうとお店を覗く。

実はここ数ヶ月、来るたび満席でふられつづけた台湾カフェで、最近人気が出てきたようでいつも混んでる。
ところが今日はノーゲスト!

こういうこともあるんだなぁ…、と思って豆花を食べることにする。
お店に中には油の匂い。前にはなかったことでおそらく最近、台湾風の唐揚げや魯肉飯のような食事メニューに力を入れているからでしょう。待ってるうちにお腹が空いてきたように感じてしまう。あら危険(笑)。
厨房の中では氷をかく音が二度。お待たせしました…、と番号呼ばれて取りにいく。オキニイリの「南方情熱レモン豆花」がステンレスのトレイの上でボクを待っている。

器に冷たく甘いシロップ。かき氷をシャリシャリ注いで豆腐を乗せる。愛玉子をたっぷりかぶせてレモンとライムを貼り付けて、再び氷をシャリシャリ乗せてできあがり。

愛玉子はトゥルンとなめらか。スプーンですくい上げようとするとトゥルリと逃げる。口を近づけ逃さぬように口に含むとツルンと滑って喉の奥へと流れ込む。

豆腐はふっくら。豆の香りが鼻から抜ける。
甘いシロップに混じってレモンやライムの酸味がキリッと鮮やか。氷がシャリシャリずっと冷たく、けれど冷たすぎないところがここの豆花のステキなところ。

605円って値段もうれしく、スキップしながら、さぁ、帰る。


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