見出し画像

卵とベーコンでカルボナーラじゃないスパゲティーができちゃうなんて!

昼に四ツ谷の「スパゲティながい」でスパゲティ。

開店のちょっと前に到着したら、お店の前にはもう行列。こりゃ大変だ…、って行列につき階段上がってお店に入る。
運良くカウンターの真ん中の席に座れてニッコリ。
お店の中で調理の気配を一番感じることができるオキニイリの席。おいしい香りがうずまいている。
食べてみたいメニューがあった。

「卵とベーコン」というスパゲティ。
この組み合わせでスパゲティを作るとなればカルボナーラが順当なとこ。なのに「醤油味のスパゲティ」に分類されてる。
不思議で不思議でしょうがなくって、いつか食べようと思って来てみた。
まずはオキニイリのツナサラダ。

レタスの上にドレッシングであえたツナのオイル漬けがたっぷりのっかりトマトにキュウリ。シャキシャキカリカリ味わいながらお腹の準備をととのえる。

麺は茹であげ。
ひとつひとつを丁寧に仕上げていくからじっくり待って、15分ほどで出来上がり。

スパゲティがスクランブルエッグ状の卵をまとってやってくる。
スクランブルエッグには炒めたベーコンがたっぷり混じって、焼けた脂の香りがおいしい。
ベーコンの香りに混じってえええ焦げた醤油の匂いもしてくる。
カルボナーラじゃなくてたしかに「卵とベーコンの醤油風味のスパゲティ」。

卵はしっかり熱が入っているのになめらか。脂をたっぷり飲み込んでしっとり、ふっくら仕上がっている。スパゲティと一緒に食べると口の中でとろけてまるでソースのようになっているのがとても独特。

麺はしっかりアルデンテ。コツコツ奥歯を叩く感じが玉子のとろけと引き立てあってずっと噛んでいたくなるほど。
ベーコンの脂のうま味、玉子のコクを邪魔せぬ程度の醤油の塩梅が絶妙で、おいしいったらありゃしない。
胡椒をガリガリ、ミルから直接挽いてたっぷり。粉チーズも同じくたっぷり。香りも風味もカルボナーラに近づいていく。

食べてるうちに麺がまとった茹で汁に玉子が溶け出しソースのようになっていく。食べすすめるに従ってどんどんおいしくなってく不思議。

最後に卵とベーコンが残ってスプーンですくってパクリ。これをおかずにご飯を食べたら旨いだろうなぁ…、ってしみじみ思う。これはかなりのオキニイリ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?