見出し画像

そばにかき揚げ。夜のトニックウォーター、サイゼリヤ

ひさしぶりに信州屋にくる。

セルフサービスのそばの店。
別の場所にカウンターだけ、オープンキッチンのお店で営業していたことがある。10年以上前だったかなぁ…、気持ちがよくておいしくてたまに来ていた。
そこが閉店。残念だね…、ってタナカくんとも言ってたら場所を変えて今のお店が開業したのね。

明るくなってお店の規模も大きくなって、座れるカウンター席と壁に向かった立ち食い席が用意されて、使い勝手がよくなった。
でもお店の人が料理を運んでくれた昔の方が好きだったなぁ…、なんて言ってた。なつかしい。
昔は丼類がたくさん用意されていたのも好きだった理由のひとつ。今は3種類ほどの小丼とおむすび、それからそば各種。うどんを置かないというのがこだわりだったりもする。

ごま和えそばを選んでたのむ。追加でかき揚げ。

深皿にそば。冷たいタレをかけまわし刻んだネギでそばを覆って練りごまを絞って完成。かき揚げはニンジン、春菊、ネギが具材の野菜かき揚げ。

分厚くて衣少なめ、バリッと揚がって香ばしい。そのまま食べると口の中を傷つけそうなほどにバリバリ。指で壊してひと口大にしたのをそばの上に散らす。
そばでかき揚げをくるんでパクリ。

スベスベとしたなめらかなそば。噛みごたえもあり頑丈で噛むとかき揚げが壊れてそばと一緒に散らかっていく。ネギがシャキシャキみずみずしくて胡麻の風味に天ぷら油のコクが混じってなかなかおいしい。

しばらく経つとかき揚げの衣がふやけてしっとりしてくる。胡麻の風味のタレにどんどんコクがつき、そばにもからむ。七味をたっぷりふりかけてズルンズルンとお腹におさめる、おゴチソウ。


ひさしぶりにサイゼリヤ。本当にすごくひさしぶり。

しかも夜です。ドリンクバーでトニックウォーターがガブ飲みしたい…、って思って選んだ。
トニックウォーターの苦味とヌルンとした香りがオキニイリ。
トニックウォーター2に対し炭酸水を1の割合で割ってたのしむ。
隣のテーブル見たら、おじぃちゃまがチョリソを肴にデキャンタの白を飲んでらっしゃる。
サイゼリヤでひとり飲みとは粋で賢くかっこいい。
ハモンセラーノにオリーブオイル。

ガーリックトーストにハモンセラーノをまとわせわせて食べるのが好き。
トーストを指でひと口大にちぎってハモンセラーノでくるんで口に含むとハモンセラーノの塩気や脂にガーリックの香りとコクが混じって別の料理になっていく。口の中で仕上がる料理。

ザクザクとしたソフトバゲットの食感にむっちりとしたハムが混じってとろける。そこにトニックウォーターのソーダ割り。おいしいったらありゃしない。

ミネストローネは田舎風。一時期、イタリア的にトマトを入れず緑色したミネストローネがあって葉野菜の持ち味をたのしめるのが好きだったんだけど、赤いミネストローネもほどよく旨い。

これもガーリックトーストとよくあう料理で、ちぎったトーストを沈めて一緒にすくってパクリ。しばらくそのままにしておくとパンがとろけてトマト味のリゾットみたいな食感になる。それも好き。

カリッとポテトはサクサクとした歯ざわりがよく、揚げずに焼いて仕上げた料理。だからフレンチフライに比べりゃずっと体にやさしいって思って食べるとなおおいしい。
ドリンクバーも堪能しました…、さぁ、帰ろ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?