ハムエッグにご飯、味噌汁、いい朝ごはん
中野で朝。先日、ひさしぶりに来ていたく気に入った「コーヒーロード」の和風なモーニングセットを食べなくちゃ…、って思って来てみる。
あいかわらず気持ちのいい店。
いらっしゃいませ、おはようございますと声も明るく店もキレイに整っている。
お店に入ってくるなり「いつものトーストでいいですか?」なんてお店の人に挨拶されるおなじみさんがいたり、お客さま同士が朝の挨拶をしていたり。地域に根ざした店ってステキ。
お店の人は休むことなく体を動かす。
接客用語じゃない言葉でお客さまひとりひとりと接してて、しかもサービスしたり言葉をかけるときに必ず目を見てくれる。
うれしいなぁ…、これが飲食店なんだよねって思ってニッコリ。
「ハムライスを卵よく焼きでお願いします」っていうと「ひっくり返してもいいですか?」って。白身だけがこんがり焼けてるとうれしいです…、ってわがままいって、アイスコーヒーをお供にしました。
お店はにぎやか。
厨房の中も忙しげです。
トーストが焼ける匂いがしてきたり、チーンってトースターのベルが聞こえる。
しばらくすると卵が焼ける匂いがしてくる。
甘くて香ばしい独特の香りとともに料理が完成。
「お待たせしました」と料理が次々テーブルの上に並べられてく。
メインのお皿にライス皿。味噌汁、そして赤いキャップの醤油の瓶。朝が来た…、ってニッコリします。
昔、うちの近所にグレースっていう喫茶店があって、そこの朝ごはんがこんなだった。ハムエッグにご飯に味噌汁。キッコーマンの赤いキャップの醤油差しが目に鮮やかで好きだった。
そこが閉店しちゃってしばらく見ていなかった朝の景色がなつかしくってうれしくて。
こんがり焼けたハムエッグ。卵は2個でそれぞれの下にハムを従えうつくしいこと。白身は焦げて縁はサクサク揚がったように焼きあがり、黄身は潰れずぷっくらこんもり。黄身のところに箸を入れ、二つに割ってみると中から黄身が流れ出すようでいて白身の中に踏みとどまっている状態。
これです、これ。
これが一番好きな状態。醤油をかけてご飯にのっけてハフッと食べる。サクッと白身の縁が壊れてプルンと焼けた白身がはぜる。黄身がとろけてご飯に絡み、醤油の風味が卵の旨みをひきたてる。
あぁ、シアワセだ。ウットリします。
千切りキャベツのサラダにケチャップあえのスパゲティー。豆腐にネギの味噌汁と朝のお腹を満たすに十分すぎるおゴチソウ。
食事を終えるタイミングでアイスコーヒーがやってくるのもうれしくて、のんびりステキな空気をたのしみましょうと思う。オキニイリ。
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