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背中は語る

お店において得しようと思ったら背筋を伸ばせ。
なぜなら背中は雄弁だから…、という話を昨日書きながら、「キングコング」のことを思い浮かべた。

キングコングは何度も映画に登場している。
1933年にアメリカで公開されたストップアニメーション映画がはじまり。
女性を奪い町を壊し、日本版ではゴジラと戦う類人猿の化け物として1980年代までに6作。
それからしばらく音沙汰なくて、2005年、ひさしぶりに銀幕に戻ってきたコングはボクを思いっきり泣かせてくれた。
その12年後の2017年に「キングコング髑髏島の巨神」という映画で、コングの泣かせの演技に磨きがかかり、その続編の「ゴジラ vs コング」の出来があまりにガッカリ。
別の意味で泣けちゃった。

心から泣けた2作のコングは背中で人生を饒舌に語っていたのに、続編コングは化け物同士で戦うだけ。
今年公開された最新作も、巨大生物同士が戦う物語だから観ないことにした、

背中は知らずに見られています。
しかもそれは極めて饒舌。
レストランのサービスの神様と呼ばれる人にかつて聞いた話から、キングコングに北島マヤの話とつないでまいりましょう。


人は背中を見て使え

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