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年末は肉、年末の肉

ガツンと肉を食べたくて西荻窪まできて「キャロット」で昼。

10年以上のおつきあい。
肉でお腹いっぱいになりたいなぁ…、って思うと思い出す店。
実は3ヶ月ほど前に大阪から来たゴキゲンさんとここで食事をしようと来たら、ご主人が怪我をなさって休業だった。
その日は気持ちが宙ぶらりんで、かわりのお店を考えるのに難儀しました。それほど頭もお腹も「キャロットモード」になっていた。
もうご主人も復帰され通常営業と小耳にはさみやってきました。開店同時でボクが二番目。カウンターの隅の席をもらって座る。

グリル系の料理がメイン。開店前から塊肉の下ごしらえをしていたのでしょう…、おいしい匂いが外までしてた。
「とうがらし」って呼ばれる部位のステーキが名物で、それとオールビーフのハンバーグ、チキンソテとクリームコロッケの盛り合わせ「ステ盛りチキン」がタナカくんの大好物。それを選んで「ご飯少なめ」でお願いします。セットの飲み物はアイスコーヒーでひと揃え。

注文と同時に冷たいお水に紙ナプキン、アイスコーヒーがやってくる。
まもなく料理が完成というタイミングでご飯に味噌汁。
それを合図に、紙ナプキンをカウンターの手前に広げて料理を待ちます。

木皿の上に熱した鉄板。バチバチ油が跳ねる音。噴き出す蒸気。溢れ出すほどの料理の山にニッコリしながら舌なめずり。
チキンソースをまとったチキンソテがドーンっと真ん中に鎮座してその両側にステーキ、それからハンバーグ。ハンバーグにはデミソース、ステーキの上には揚げたにんにくスライスがたっぷりちらかる。

目にも鼻にもおいしい一品。ステーキとハンバーグにナイフを入れる。ステーキの断面はロゼ色、ハンバーグは肉汁が滲み出してつやつやしている。おゴチソウ。ステーキもハンバーグも噛みごたえをたのしむ趣向。

ステーキ肉はざっくり歯切れて繊維を感じる。顎にガツンと歯ごたえがあり噛めば噛むほどうま味が口に広がっていく。自家製のにんにく醤油がよくあうのネ…、赤身の肉に特有の酸味が後口スッキリさせて食欲さそう。

ハラペニョソースを注ぐと不思議なことに甘みが引き立つ。オモシロい。
チキンソテの下にはクリームコロッケが隠れてる。今日のコロッケはなめらかで中にマッシュルームが入ってた。ご飯と一緒に食べると口の中でドリアになってく。これも好き。

サイドのガルニもたっぷりで、ポテトフライにインゲンのソテ、デミグラスソースと一緒になって焦げたスイートコーンもおいしい。お腹いっぱい、オキニイリ。


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