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冬の日のカレー南蛮そば

日曜の昼。四谷三丁目の尾張屋にくる。

土曜が定休というお店でたいてい来るのは日曜日。
尾張屋って名前の通り、きしめんがおいしいことで人気の店で中でも「味噌煮込みきしめん」が名物。平打ちなのにムチムチとした麺が独特。とてもおいしい。

けれどボクらが一番食べたのがかつ丼とカレー南蛮。年末にかつ丼を食べたから、今年はじめての今日はカレー南蛮にする。

麺は蕎麦。
カレースープとの一体感がうどんよりもずっと強くて、あたかもカレーが細い麺の形をなして口の中へとやってくる感じが大好き。
しかもここのカレーはぽってりなめらか。
そして熱々。
カレースープの中からポツリポツリと泡が浮かんでパチンと壊れる。そのたびカレーの香りがポワンと強くなるのがオモシロイ。

麺にたっぷり七味をパラリ。
カレーはしっかり辛いんだけど、出汁の風味や酸味がしっかり感じられ辛さよりも旨さを強く感じる仕上がり。
だから七味で辛味や風味をくわえて味を整える。
厚めの豚もも肉が8枚近く。ザクッと歯切れて脂の旨味が滲み出す。
シャキシャキとした食感を残したままの玉ねぎがこれまたたっぷり。カレーにまみれてねっとりとろける蕎麦の食感を引き立てるのがオキニイリ。

刻んだネギを最後にのせて汁も蕎麦もキレイにお腹に収まりました。
体がポカリと温まる。


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